市村清新技術財団 新技術開発助成の要点と申請実務

市村清新技術財団の新技術開発助成は、独創的な国産技術の実用化に向けた開発試作を支援する助成金です。助成率は試作費合計の4/5以内、上限2,400万円と支援規模が大きく、助成開始時に助成金が贈呈される点が特徴です。申請できるのは、資本金3億円以下または従業員300名以下の非上場企業など一定の要件を満たす会社で、特許出願等による知財の主張が前提になります。申請はWeb登録と郵送提出の両方が必要で、必要書類も多いので、準備の段取りが重要です。1

項目内容
対象年度/公募回令和7年度 第2次 第116回(※日程・要件は募集回で更新されるため、必ず募集要項で確認)1
最終更新日2026年1月26日
公式一次資料(PDF/Excel)第116回 新技術開発助成募集のご案内 PDF
第115回 新技術開発助成募集のご案内 PDF
第116回 申請書 基本情報 PDF
第116回 申請書 本編 PDF
第116回 申請書 記入要領 PDF
第116回 申請書類チェックシート Excel
免責本記事は一次資料をもとに要点を整理した情報提供です。申請の可否・条件・提出物は最新版の募集要項等で最終確認し、不明点は事務局へ相談してください。

制度の概要

新技術開発助成が支援する開発の位置づけ

新技術開発助成は、独創的な新技術を開発し実用化することで産業・科学技術の新分野の開拓や国民生活の向上に寄与することを目的とする助成制度です。支援対象は、研究段階が終わり、実用化を目的にした開発試作の段階にあるテーマです。環境分野も設けられており、地球温暖化防止に資する技術開発も支援対象に含まれます。1

ここで重要なのは、研究そのものや量産化のための活動ではなく、実用化に向けた試作の計画と実行可能性が問われる点です。申請書の構成も、技術の新規性だけでなく、事業化計画や社会性・公益性、環境分野であれば温暖化防止への寄与まで記載する設計になっています。12

支援規模の特徴

本助成の支援規模は、試作費合計額の4/5以内、上限2,400万円です。助成対象経費は、開発試作に直接必要な費用に限られ、費目の考え方や対象外費目が募集要項で整理されています。1

また、助成期間中に発注し、当期間中に支払いが完了するものが対象になる点も、資金繰り設計で見落としがちなポイントです。1

助成金が助成開始時に贈呈される点

新技術開発助成は融資ではなく助成です。助成金は助成開始時に行う助成金贈呈式で贈呈され、助成金の受取り・管理のための専用口座開設も求められます。中間報告・完了報告で経費実績を報告し、契約どおりに実施されない場合や助成金が余った場合は返還が必要です。1

資金繰りの観点では、採択後の契約・口座開設・報告義務までを含めて、社内の経理体制と運用ルールを先に作っておくことが重要です。

3分でわかる要点

観点要点申請前に確認すること
支援対象研究段階終了後の実用化を目的とした開発試作試作が原理確認や商品設計止まりになっていないか1
申請できる企業資本金3億円以下または従業員300名以下の非上場企業など関係会社に上場企業・大企業がないか1
技術要件国産の独創的技術で、基本技術の知財を特許出願・取得で主張出願書類や公報を提出できるか1
助成率・上限試作費合計の4/5以内、上限2,400万円自己負担分を含めた資金計画が立つか1
助成期間開発予定期間は原則1年以内1年以内で完了報告まで到達する工程か13
対象経費部品・材料費、消耗品費、外部委託費など(開発試作に直接必要な費用)対象外費目を見積に混在させていないか1
申請方法Web登録と郵送提出の両方が必要Webのみ・郵送のみでは受理されない1
審査書類審査に加え、訪問し実地調査が行われる場合がある説明場所の準備、案内図の添付1

対象者と要件

企業要件

申請主体は会社です。募集要項では、資本金3億円以下または従業員300名以下の非上場企業で、自ら技術開発する会社が要件の一つに挙げられています。会社の範囲は会社法に基づく株式会社、合名会社、合資会社、合同会社等とされ、会社法制定以前の有限会社も会社として扱う旨が記載されています。1

加えて、関係会社に上場企業や大企業(資本金3億円超かつ従業員300名超)がないことも要件です。資本関係やグループ会社構成がある場合は、どこまでが関係会社に該当するか、事務局へ事前に確認しておくと安全です。1

開発技術の要件

募集要項に整理されている開発技術の要件は、申請書で説明すべき論点そのものです。要点は次のとおりです。1

論点要件の内容申請書での示し方の例
独創性と国産性独創的な国産の技術であること先行技術調査、従来技術との比較表、競合との差分13
知的財産基本技術の知財を特許出願または特許権取得で主張できる出願番号、公報、受理書面の写し、権利関係の証明14
開発段階実用化を目的にした開発試作であること(原理確認の試作や商品設計段階の試作は対象外)研究段階を終えた根拠、今回の試作で未確認の技術課題と検証計画13
実用化見込み実用化の見込みがあること事業化計画、顧客ニーズ、導入時期、損益計画の骨子12
期間開発予定期間は原則1年以内1年以内で完了報告まで到達するWBSとマイルストーン13
公益性自社のみの利益に止まらず、産業の発展や公共の利益に寄与社会実装による効果、産業波及、環境分野ならCO2削減等12
重複助成の排除同じ技術開発内容で同時期に他機関の助成を受けていない他助成の有無の申告、対象範囲の切り分け1

なお、申請書の基本情報では、技術所有者の権利形態として自社所有、権利譲渡、専用・通常実施権の区分が用意されています。自社所有ではない場合は証明書の添付が求められるため、契約書や同意書など準備に時間がかかることがあります。4

助成対象外になりやすいテーマ

募集要項では、医薬品およびソフトウェア製品の実用化開発は助成対象外です。また、国の承認審査に必要な臨床試験段階の開発は対象外とされます(医療機器・器具は助成対象)。さらに、研究段階、商品設計段階、量産化段階の技術開発も対象外です。1

申請テーマの位置づけが曖昧な場合、ここで弾かれる可能性が高くなります。研究の延長で申請するのか、商品設計の最適化で申請するのか、量産立ち上げ費用を含めてしまうのか、といった混同を避け、実用化に向けた開発試作であることを明確にします。1

対象経費と試作費の考え方

対象となる費目

募集要項では、助成対象となるのは本開発試作に直接必要な費用とされ、具体例として部品・材料費、消耗品費、外部委託費、レンタル費用が挙げられています。社内人件費は原則対象外で、詳細は別表や記入要領参照とされています。1

費目内容の例計上時の注意点
部品・材料費部品・原材料の購入試作に直接必要な範囲に限定する1
消耗品費試作・評価に直接関わる消耗品用途が試作・評価に紐づくよう整理する1
外部委託費設計委託、部品製作委託、評価委託など成果物・範囲・検収基準を契約に落とす1
レンタル費用計測器等のレンタル費用開発に直接関連する期間のみが対象1

さらに、助成期間中に発注し、当期間中に支払いが終了するものに限られます。発注日と支払日が期間外になると対象外扱いになり得るため、スケジュールと支払条件を事前に調整してください。1

対象外費目の整理

募集要項の別表では、設備・備品費、量産用の金型制作費・量産用LSI制作費、旅費交通費・宿泊費、会議費、印刷費、謝礼金、特許出願費用、技術指導料・顧問料、家賃、光熱費などが対象外として整理されています。対象外費目は自己負担であっても申請書の費用項目に記載しない旨の注意もあります。1

対象外の混入は、採択後の減額要因になるだけでなく、書類の整合性チェックで不利になります。試作に直接必要な費用だけを残し、設計・量産・販促・管理費を切り離す設計が必要です。

社内人件費の扱い

社内人件費は原則対象外ですが、申請書本編の試作費予定額の注記には、制御プログラム開発に関わる社内人件費や、設計・組立・調整に関わる社内人件費について、工数見積書と時間単価の裏付け資料提出を前提に、審査で妥当と認められた範囲で対象になり得る旨が示されています。加えて、ソフト開発人件費は試作費合計の20%以下、それ以外の人件費は5%以下という上限も示されています。23

区分対象になり得る範囲必要になり得る裏付け
ソフト開発に関する社内人件費試作装置・システムの制御プログラム開発など工数見積書、時間単価の根拠、割合上限の遵守23
設計・組立・調整に関する社内人件費社内製作時の設計、加工、組立・調整など工数見積書、時間単価の根拠、割合上限の遵守23

社内人件費を計上する場合は、経費の証憑設計が複雑になります。申請段階で提出できる裏付け資料、実施段階で残せる勤務記録や作業日報の運用まで、セットで準備してください。

見積書と金額ルール

募集要項では、項目合計が50万円以上のものについて見積書の提出が求められ、市販品の場合は価格表示のあるカタログでも良いとされています。加えて、申請書の作成にあたり、項目はできるだけ10万円以上にまとめること、社内人件費は金額にかかわらず見積書(工数見積書等)提出が必要といった注意も示されています。12

また、助成希望額は千円単位を切り捨てて記載する旨も募集要項に記載があります。1

申請の流れと注意点

受付期間とマイページ取得期間

募集要項では、受付期間が第115回は令和7年4月1日から4月20日、第116回は令和7年10月1日から10月20日(締切日消印有効)とされています。併せて、マイページの取得期間も第115回は令和7年2月1日から4月20日、第116回は令和7年8月1日から10月20日と整理されています。1

受付期間はWeb登録と郵送書類の受付期間です。マイページ取得開始日から受付開始までの間は、マイページ取得と申請書作成・保存ができても登録はできず、登録は受付期間に行う必要があります。1

Web登録と郵送提出の両方が必須

応募手続きは、申請書類のWeb登録と、添付資料を含む申請書類一式の提出がセットです。Web登録のみ、または郵送のみの申請は受け付けられない旨が明記されています。1

申請書は、Web上で入力する基本情報と、技術開発の詳細を記載する申請書本編で構成されます。本編は所定のMS-Word書式で作成し、PDF形式でマイページにアップロードするとされています。1

郵送書類の体裁ルール

募集要項では、申請書類チェックシートは1枚、申請書と添付資料は1セットとして2セット提出します。提出書類は返却されない旨も明記されています。書類サイズはA4に統一し、クリップ留めとし、ホチキスは使用しないこと、資料が多い場合は両面印刷等で厚み2cm程度に抑えることも記載されています。1

基本情報には社印・代表者印の押印が必要です。押印が必要な書類を最後に印刷すると、差し替えが発生しやすいため、印刷順と保管ルールを決めてから作業すると手戻りが減ります。1

審査・結果通知・贈呈式

募集要項では、審査委員会で審査し理事会で決定すること、審査結果は第115回は令和7年7月下旬、第116回は令和8年1月下旬に文書で通知すること、審査の経過や内容に関する問い合わせには応じられないことが記載されています。1

助成金贈呈式は、第115回は令和7年8月初旬、第116回は令和8年2月初旬に行うとされています。採択後は助成契約締結、専用口座の開設、中間報告・完了報告、完了認定調査といった流れが示されています。1

問い合わせ先

募集要項には、申請書提出先および問い合わせ先として市村清新技術財団の所在地・電話・FAX・メールが記載されています。申請テーマの適否や関係会社の扱いなど、判断が分かれる点は早めに相談してください。1

項目内容
提出先・問い合わせ先公益財団法人 市村清新技術財団
電話03-3775-20211
メールzaidan-mado@sgkz.or.jp1

申請可否セルフチェック

チェック項目Yesの場合Noの場合
申請主体は非上場の会社で、資本金3億円以下または従業員300名以下に該当する次の項目へ進む要件を満たす申請主体での申請を再検討する1
関係会社に上場企業や大企業が含まれない次の項目へ進む資本関係を整理し、事務局へ事前相談する1
基本技術の知財を特許出願または特許権取得で主張できる出願書類・公報等の準備へ進む出願計画と提出資料の準備順を再設計する1
開発段階は実用化を目的とした開発試作で、研究段階・商品設計段階・量産化段階ではない申請書のストーリー設計へ進むテーマの位置づけを見直し、対象外に該当しない形に整える1
開発予定期間は原則1年以内で完了報告まで見通せる工程表とマイルストーンを固める達成範囲を絞り、1年以内で終える計画に作り直す13
同じ技術開発内容で同時期に他機関の助成を受けていない他助成の有無を申告し整理する重複期間・対象範囲を切り分け、要件違反を避ける1
助成対象外に該当しない(医薬品、ソフトウェア製品の実用化開発等)申請書作成へ進む対象外の場合は別の制度を検討する1
Web登録と郵送提出を締切までに完了できる体制がある役割分担を決めて準備する必要書類が多いので、準備期間の確保を優先する1

必要書類チェック

募集要項の提出書類は多岐にわたります。提出漏れの防止のため、実務では申請前に社内で提出可否を棚卸しし、外部から取り寄せるものを先に着手します。1

区分必要書類の例準備の勘所
申請の必須一式申請書類チェックシート、申請書(基本情報と本編)Web登録した内容と郵送物が同一であることを最終確認する1
技術・知財出願書類(特許庁受理書面)または公報、他社権利の実施許諾・譲渡の場合は契約書権利者・出願人・実施権者の関係を図示し、証明書類と紐づける14
見積・価格根拠項目合計50万円以上の見積書、市販品はカタログ等対象外費目の混入がないこと、発注・支払時期が助成期間内になることを前提にする1
会社・財務会社案内、登記簿謄本、直近3期の決算報告書、金融機関残高証明、税務申告書、履歴書財務資料は揃えるのに時間がかかるため早めに回収する1
実地調査の備え説明場所案内図訪問があり得る前提で、説明場所の準備と担当者の確保を行う1
任意添付補足説明資料、参考資料(文献、記事、カタログ等)審査で誤解されやすい点の補足に使う1

申請から完了認定までのタイムライン

募集要項では、応募受付から完了終了通知までの流れが示されています。ここでは、募集要項の記載と申請書記入要領の標準的な期間感を合わせて、実務の工程表として整理します。13

フェーズ主な作業第116回の目安(令和7年度第2次)
準備開始知財の整理、試作範囲の確定、見積取得、財務資料の回収マイページ取得開始前から着手が安全
マイページ取得Web登録システムでマイページを取得し、基本情報入力を開始令和7年8月1日〜10月20日1
申請受付Web登録(受付期間内)と郵送提出(消印有効)令和7年10月1日〜10月20日1
審査書類審査、必要に応じて実地調査募集要項の流れに従う1
採否通知文書で通知令和8年1月下旬1
契約・口座助成契約、専用口座開設採択通知後速やかに1
助成金贈呈助成開始時に贈呈式で贈呈令和8年2月初旬1
開発実施開発試作、必要に応じ中間報告原則1年以内で完了報告へ13
完了報告完了報告書と経費実績の提出完了報告提出日が開発完了日になる運用が示される3
完了認定完了認定調査、完了認定書の発行適正な経費管理・仕様達成が確認された場合に発行1

見積・検収・証憑チェック

助成金は贈呈されますが、経費は中間報告・完了報告で実績報告が必要で、証憑類のコピー提出が必要とされています。実務では、発注から支払い・検収・記録まで、後追いで集まる運用にしないことが重要です。1

観点準備・運用のポイント保管する代表的な証憑
発注の一貫性見積と発注内容が一致し、試作に直接必要な範囲であることを説明できる見積書、発注書、契約書(外注の場合)
納品・検収成果物の納品日と検収日が追える形にする納品書、検収記録、成果物の仕様書・試験結果
支払い助成期間中に支払いが完了していることを証明できる請求書、領収書、振込控え、通帳記録
対象外費目の排除対象外費目を申請・実績に混在させない費目一覧、社内稟議、勘定科目のマッピング
社内人件費の裏付け対象になり得る範囲と上限を守り、工数を記録する工数見積書、時間単価根拠、勤務記録簿・作業日報23
証憑の提出完了時に証憑コピー提出が必要になる前提で整理募集要項が求める証憑類一式のコピー1

RFP目次テンプレ

外部委託費を計上する場合、見積取得の段階でRFPの骨子を作ると、見積の比較が容易になります。以下は実務テンプレであり、募集要項の提出必須書類ではありません。対象範囲を明確にし、検収可能な成果物へ落とすために使ってください。1

章立て記載内容の例補助線
1 背景と目的技術課題、試作のねらい、今回の委託範囲申請書の開発計画と整合させる
2 スコープ委託する工程、対象物、前提条件対象外範囲も明記する
3 成果物図面、試作品、評価レポート、ソースコード等検収基準を先に定義する
4 スケジュールマイルストーン、レビュー回数、納期助成期間内の発注・支払条件に注意1
5 体制窓口、責任者、連絡方法社内の決裁・検収担当も明確にする
6 品質要件性能目標、試験方法、受入条件定量指標で書ける部分を増やす
7 知財・秘密成果物の権利帰属、秘密保持申請時点の特許方針と矛盾させない
8 見積条件内訳粒度、単価、検収と支払条件50万円以上の項目は見積書提出が必要になり得る1
9 提案依頼事項想定リスク、代替案、実績比較可能なフォーマットを指定する

実務上の注意点

制度要件とは別に、申請実務で詰まりやすいポイントを整理します。ここは一般的な注意点であり、要件の最終判断は募集要項等に従ってください。1

つまずきやすい点起きる問題避け方
テーマが研究・商品設計・量産に寄る対象外に該当しやすい今回の試作で何を検証し、何が未確認で、実用化にどう繋がるかを工程で示す1
知財の権利関係が複雑証明書類が揃わず提出遅延出願人・権利者・実施権の関係を整理し、必要な契約書の準備期間を確保する14
試作費に対象外費目が混入減額・修正・整合性不備費目の定義を別表に沿って分類し、対象外は申請書の項目に入れない1
Web登録と郵送物の不一致受理されないリスク最終版の印刷前に、マイページの内容表示を基準に突合する1
見積の粒度が粗い審査で妥当性が伝わらない外注は成果物単位で分解し、試作の目的との対応関係を説明する
証憑が後から集まらない完了報告で手戻り発注・検収・支払の証憑を発生順に保管し、担当者を固定する1

次に取る行動

申請準備は、締切直前に書類を揃えるより、要件と証明資料の棚卸しから始めた方が確実です。以下の順で進めると、作業が詰まりにくくなります。1

順番やること成果物
1申請要件の一次確認対象企業・対象技術・対象外の該当有無の整理1
2知財の証明資料の準備出願書類・公報・契約書等の写し、権利関係メモ14
3試作範囲と1年計画の確定試作のねらい、仕様、マイルストーン、完了報告までの工程13
4試作費の設計と見積取得費目分類、50万円以上の見積書、支払条件の確認1
5会社・財務書類の回収登記簿、決算、残高証明、税務申告書など1
6Web登録と郵送の段取りマイページ取得、入力担当、印刷・押印、郵送の責任者決め1

よくある質問

Q1 申請できる会社の範囲は

A. 募集要項では、資本金3億円以下または従業員300名以下の非上場企業で、自ら技術開発する会社が要件の一つです。加えて、関係会社に上場企業や大企業がないことも要件です。会社の範囲は会社法上の会社等とされています。1

Q2 個人事業主でも申請できるか

A. 募集要項に示されている申請主体は会社で、会社法上の会社の定義が記載されています。個人事業主の申請可否は募集要項の主体要件に照らして慎重に判断し、疑義がある場合は事務局へ確認してください。1

Q3 どの段階の開発が対象になるか

A. 対象は研究段階終了後の実用化を目的とした開発試作です。原理確認のための試作や商品設計段階の試作、研究段階・量産化段階は対象外です。申請書では、今回の試作で解く技術課題と検証方法を具体化してください。1

Q4 特許は必須か

A. 開発技術の要件として、基本技術の知的財産権を特許の出願または特許権取得により主張できることが挙げられています。提出書類として、出願書類(特許庁受理書面)または公報等が求められます。1

Q5 知財が自社所有ではない場合はどうするか

A. 申請書の基本情報では、権利所有形態として自社所有以外に権利譲渡、専用・通常実施権の選択肢があり、証明書の添付が求められます。実施許諾や譲渡の契約書等が必要になるため、早めに準備してください。41

Q6 助成率と上限はいくらか

A. 募集要項では、試作費合計額の4/5以下で2,400万円を限度として助成します。助成率は上限なので、残りは自己負担になります。1

Q7 対象経費は何か

A. 募集要項では、開発試作に直接必要な費用として部品・材料費、消耗品費、外部委託費、レンタル費用が例示されています。社内人件費は原則対象外で、別表や記入要領に従います。1

Q8 設備購入は対象になるか

A. 別表では、汎用の工作機械・測定装置、開発ツール、パソコン、汎用ソフト等の購入費やリース料等は対象外として整理されています。試作に必要な機器はレンタル費用として整理できるかも含め、費目の扱いを募集要項で確認してください。1

Q9 社内人件費は一切計上できないか

A. 募集要項では社内人件費は原則対象外としつつ、申請書本編では制御プログラム開発等の社内人件費を対象とし得る取扱いが示されています。工数見積書や時間単価資料の提出、割合上限など条件があります。23

Q10 申請はWebだけで完了するか

A. 募集要項では、申請書類のWeb登録と、添付資料を含む申請書類一式の提出が必要です。Web登録のみ、または郵送のみの申請は受け付けられません。1

Q11 締切日はいつで、消印は有効か

A. 募集要項では、受付期間が定められており、郵送物は締切日消印有効と記載されています。直近の募集回では、第116回は令和7年10月1日から10月20日が受付期間です。1

Q12 審査基準は公表されているか

A. 募集要項には審査の流れと、開発技術の要件として満たすべき観点が列挙されています。審査の経過や内容に関する問い合わせには応じられない旨も記載されています。申請書では、要件に沿って説明が完結するように構成してください。1

Q13 採択後に何が求められるか

A. 募集要項では、採択後に助成契約書の締結、助成金専用口座の開設、中間報告・完了報告(経費実績含む)、完了認定調査が示されています。適正な経費管理が確認された場合に完了認定書が発行されます。1

  1. 第115回(令和7年度 第1次)新技術開発助成募集のご案内(募集要項・記入要領・チェックシート・申請書)

  2. 第116回(令和7年度 第2次)新技術開発助成申請書 本編

  3. 第116回(令和7年度 第2次)新技術開発助成申請書 記入要領

  4. 第116回(令和7年度 第2次)新技術開発助成申請書 基本情報

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