業務の効率化と職場環境の改善に向けた設備投資を支援
長野市内で事業を営む中小企業者が、物価高騰や人手不足の影響を受ける中で収益力の安定・強化を図り、賃上げにつなげるための設備投資を支援する制度です。業務効率化のための機械装置やソフトウェアの導入、人員確保のための工事や備品導入にかかる経費の一部が補助されます。
市内の事業所で、作業の効率化や生産性向上に向けて設備を入れ替えたい事業者、あるいは更衣室やトイレ、休憩スペースの整備などを通じて働きやすい環境を整え、多様な人材を確保したい事業者向けです。日々の業務改善と職場環境の改善を同時に進めたい場合に合います。
長野市内で補助対象業種を1年以上営み、現に事業所を有する中小企業者が対象です。大企業やみなし大企業は対象外で、市内で従業員を1名以上雇用している市内の事業所に導入する設備投資であることが必要です。対象業種は、鉱業、採石業、砂利採取業、建設業、製造業、電気・ガス・熱供給・水道業、情報通信業、運輸業・郵便業、卸売業、金融業・保険業、不動産業・物品賃貸業、学術研究・専門・技術サービス業、複合サービス事業、サービス業(他に分類されないもの)、分類不能の産業です。
業務効率化のための機械装置やソフトウェアの導入、または人員確保のための工事や備品導入が対象です。
業務効率化事業では、工作機械、検査装置、フォークリフト、運行管理システム、業務用印刷機、業務用スキャナー、販売管理・製造管理システムなどの導入が例示されています。人員確保事業では、更衣室や休憩室の設置・改修、トイレ、キッズルーム、ベビールーム、バリアフリー化、オフィスや工場のレイアウト変更、壁掛け型エアコンなど、建物に取り付けられている備品が例示されています。
補助対象経費は、事業計画書に記載した使用目的が明確なものに限られ、補助事業期間内に支払が完了している必要があります。業務効率化事業は補助対象経費が200万円未満、人員確保事業は100万円未満の場合は対象外です。同一年度内の交付回数は、業務効率化事業と人員確保事業それぞれ1回までです。
交付決定前の発注や事業着手は対象外で、開発を伴うソフトウェアは2者以上の見積書と開発仕様書が必要です。単価50万円以上は原則として2者以上の見積が必要で、施設や機器を市外に設置する目的の経費、PCやタブレット、車両など汎用性が高いもの、リースやレンタル、割賦販売による導入、自社内部取引、オークション購入、通信費などは対象外です。
賃借物件を改修する場合は貸主等の同意が必要で、補助事業完了後5年間は取得財産の移設ができません。補助事業を実施した事業所は、完了後おおむね5年以上その事業所として活用する必要があり、完了後の翌年度から5年間は資料等の提出と報告が求められます。申請受付は、令和8年度長野市議会9月定例会で9月補正予算が可決・成立した場合に、10月2日から再開します。
情報の収集・更新方針は編集方針をご確認ください。
設備投資の2分の1以内、最大500万円。前回は予算到達で早期終了、先着順の勝負
長野市内の中小企業者が、機械やシステムの導入、更衣室やトイレの整備に使える補助金です。再募集の状況、業種の線引き、交付決定前の発注禁止、5年間の縛りを中心に、申請前の判断材料を整理します。
補助率
補助対象経費(税抜)の2分の1以内
1,000円未満の端数は切り捨てになります。
補助額
1件50万円〜500万円
業務効率化と人員確保の合計で、年度ごとに500万円までです。
対象の事業
業務効率化と人員確保
機械装置やソフトウェア、更衣室やトイレなどの整備が対象です。
- 相談者: 運送業は対象になりますか。知人には小売店や飲食店もいるので、業種の線引きを教えてください。 - 補助金Flash編集部: 運輸業は対象業種です。一方、対象外になるのは、農業・林業、漁業、小売業、宿泊業・飲食サービス業、生活関連サービス業・娯楽業、教育・学習支援業、医療・福祉です。小売業の知人は、市のパッケージにある別の補助金(店舗改修、飲食・小売業等の設備導入)を見る形になります。 - 相談者: うちは従業員が60人で、資本金は3,000万円です。中小企業者の範囲に入るでしょうか。 - 補助金Flash編集部: 運輸業は「製造業、建設業、運輸業、その他」の区分で、資本金3億円以下または従業員300人以下のどちらかを満たせば中小企業者です。大企業やみなし大企業は対象外で、みなし大企業は、大企業が株式の2分の1以上を持っている会社などです。 - 相談者: 親会社が大企業なので、株式の持ち分が気になります。 - 補助金Flash編集部: 発行済株式の総数の2分の1以上を同一の大企業が持っている場合は、みなし大企業です。そのほか、3分の2以上を大企業が持っている場合や、大企業の役員・職員を兼ねる人が役員の半数以上を占める場合も当たります。持ち分の割合は、先に株主名簿で確かめてください。 - 相談者: 親会社の持ち分は、3分の1くらいです。ほかに、申請の前提になる条件はありますか。 - 補助金Flash編集部: 持ち分の割合だけなら、2つの基準には届きません。ただ、親会社の役員や職員が御社の役員の半数以上を兼ねていないかも、確認が要ります。そのうえで、申請日の時点で、市内で対象業種を1年以上営み、事業所を持っていることが必要です。補助事業を行う市内の事業所に従業員が1名以上いることも条件で、事業所の移転に伴う場合は、移転前の事業所で従業員を雇用していることが求められます。市税の滞納がないことも条件です。 - 相談者: 営業所を移した直後なので、移転前の事業所の従業員の記録を、いつでも出せるようにしておきます。
申請できる立場の整理
- 相談者: 運行管理システムが600万円ほどです。補助率が2分の1なら、300万円が出ると考えてよいですか。 - 補助金Flash編集部: 金額は税抜で計算します。税抜の対象経費が600万円なら、300万円です。ただし、業務効率化事業は、補助対象経費の合計が200万円(税抜)未満だと対象外で、補助額にして100万円が下限になります。 - 相談者: 休憩室の工事は、それほど大きくありません。160万円ほどです。 - 補助金Flash編集部: 人員確保事業は、補助対象経費が100万円(税抜)未満だと対象外で、補助額の下限は50万円です。160万円なら下限を超えているので、80万円が見込みです。 - 相談者: 2つを合わせると380万円ですね。500万円の上限には余裕があります。 - 補助金Flash編集部: 合計の上限が500万円なので、業務効率化に1,200万円を使うような場合は、2分の1で600万円になっても、500万円で止まります。複数の経費の合計に補助率を掛けて計算します。 - 相談者: 上限を超えた分は、自己資金で見ておく必要があるのですね。 - 補助金Flash編集部: そうです。それに、補助金が入るのは事業が完了し、実績報告を出した後になります。支払いが先になる点を、資金計画に入れてください。 - 相談者: 先に全額を払う前提で、つなぎの借入れの相談を銀行にしておきます。
| 計算の例(税抜) | 業務効率化事業 | 人員確保事業 | 補助額の見込み |
|---|---|---|---|
| システム600万円、休憩室工事160万円 | 600万円×2分の1=300万円 | 160万円×2分の1=80万円 | 380万円(500万円の範囲内) |
| システムと機械で合計1,200万円 | 1,200万円×2分の1=600万円 | 申請しない | 500万円(上限で止まる) |
| 人員確保のみ90万円 | 申請しない | 100万円未満のため対象外 | 0円 |
- 相談者: 運行管理システムは、業務効率化の対象経費に入りますか。車載の端末も一緒に買う予定です。 - 補助金Flash編集部: 運行管理システムは、運送、物流の効率化の例として挙がっています。機械装置費とソフトウェア費が対象で、ソフトウェアと一体で使い分けられない機械装置は、ソフトウェア費として計上します。車載端末がシステムと一体なら、同じ扱いにできるか事務局に確認してください。 - 相談者: 端末にタブレットを使う案もあります。それも対象ですか。 - 補助金Flash編集部: PC、タブレット、車両などの汎用性があり目的外に使えるものは、原則として対象外です。ただし、システム導入で既存の設備では代用できず、補助事業にだけ使うことが明確な場合は例外とされています。この例外に当たるかを、導入の理由と一緒に説明できるようにしてください。 - 相談者: 開発を伴うシステムなら、見積はどうなりますか。 - 補助金Flash編集部: 開発を伴うソフトウェアは、金額を問わず、2者以上の見積書と開発仕様書が交付申請の時点で必要で、実績報告では契約書も出します。開発を伴わない場合も、単価50万円以上のものは原則2者以上の見積が必要です。1者にする理由があるときは、一者選定事由書を出します。 - 相談者: 休憩室のほうは、エアコンも入れたいです。 - 補助金Flash編集部: 人員確保事業は、工事費と備品費が対象です。備品費は、設置工事を伴って建物に定着し、動かせないものに限るので、壁掛け型エアコンは対象、移動式のクーラーは対象外です。休憩室やトイレ、更衣室、シャワー室、キッズルームの設置や改修、バリアフリー化、レイアウト変更が工事費の例です。 - 相談者: 男女で休憩室を分ける必要があるのでしょうか。 - 補助金Flash編集部: 休憩室を男女で分けることは、一律には示されていません。関係法令や規則で男女別の設置規定がある施設(トイレ、仮眠室など)は、必ず対応することになっています。工事を伴う場合は、建築確認や開発許可といった手続きも、事前に済ませてください。 - 相談者: 休憩室は共用で計画して、トイレは規則どおりに男女別にします。
| 事業 | 経費区分 | 対象になる例 | 注意する点 |
|---|---|---|---|
| 業務効率化 | 機械装置費 | 工作機械、検査装置、フォークリフト、業務用印刷機、業務用スキャナー | 自社の事業の生産活動に直接関係しないものは対象外 |
| 業務効率化 | ソフトウェア費 | 運行管理システム、販売管理・製造管理システム | 開発を伴う場合は2者以上の見積書と開発仕様書 |
| 人員確保 | 工事費 | 更衣室、休憩室、トイレの設置・改修、バリアフリー化、レイアウト変更 | 工事を伴う場合は建築確認などの手続きを済ませる |
| 人員確保 | 備品費 | 壁掛け型エアコンなど建物に定着する備品 | 移動式クーラーは対象外 |
- 相談者: 運行管理システムは、年内に動かしたいので、契約を先に進めてしまいたいです。 - 補助金Flash編集部: そこが一番の落とし穴です。交付決定の前に発注や事業着手をした経費は、補助対象になりません。交付決定日以降に発注して、補助事業期間内に支払いまで終える経費が対象です。見積を取るのはかまいませんが、契約や発注は決定通知を受けてからです。 - 相談者: 交付決定までは、どのくらいかかるのでしょうか。 - 補助金Flash編集部: 現在は申請が多く、書類一式を受け付けてから交付決定まで概ね1か月程度かかっています。導入時期から逆算して、見積と申請の準備を進めてください。 - 相談者: 支払い方法でも、気をつけることはありますか。リースで導入できると助かるのですが。 - 補助金Flash編集部: リース、レンタル、割賦販売による導入は対象外です。クレジットカードのポイント、クーポン、金券、小切手や手形での支払い、相殺による決済で購入したものも対象外です。これらを避けて、金額を証拠書類で確認できる形で支払ってください。 - 相談者: 見積は、自社のグループ会社から買う話もあります。 - 補助金Flash編集部: 自社内部の取引は、グループ企業間を含めて対象外です。オークションやフリマサイトで買ったもの、通信費、保険料、公租公課、仮設の構築物も同様です。申請者の名義と一致しない取引や、市外に設置することが目的の経費も外れます。 - 相談者: 取引先の名義と、うちの会社名が見積に正しく書かれているか確認します。
対象外になりやすい動き
交付決定前の契約や発注、リース・割賦での導入、グループ会社など自社内部との取引、PCやタブレットなど汎用性の高い機器の購入、申請者の名義と合わない取引、市外に設置する設備の導入は、補助対象として認められない可能性が高いです。
- 相談者: 受付の最終日は、いつなのでしょうか。年内に導入を終えたいので、逆算したいです。 - 補助金Flash編集部: 受付の期間は、令和8年6月1日から11月30日(月)までと案内されています。ただし、期間中でも予算額に達する見込みになった時点で、事前の予告なく受付が終わります。申請は、書類がすべてそろったものから先着順で受け付けられます。 - 相談者: 書類は不備があると、順番が後ろになるのですね。 - 補助金Flash編集部: そうです。書類がそろっていない申請は、先着順の対象になりません。提出は補助金事務局への持参で、受付時間は平日の9時から16時までです。 - 相談者: 交付決定のあとの期限は、どうなっていますか。 - 補助金Flash編集部: 事業の実施期間は、交付決定日から令和9年2月19日(金)までです。令和9年2月20日以降に発注、引き渡し、支払いをしても、補助対象になりません。実績報告も2月19日までに、窓口へ直接出しますが、事業の完了から10日を目途に出すよう求められています。 - 相談者: 工事や導入が2月ぎりぎりになると、間に合わないですね。 - 補助金Flash編集部: 支払いまで終えて、実績報告書を作る時間も要るので、導入は年内から1月にかけて終えるくらいのつもりで組んでください。補助金の交付は、実績報告の後です。
- 相談者: 申請のときに書く事業計画書は、実績報告でも見られるのでしょうか。 - 補助金Flash編集部: 要領の流れでは、重点審査項目に交付申請書(事業計画書)の記載事項の達成度と同一性が挙がっています。計画書に書いた使用目的の経費を、書いたとおりに実施したかを、実績報告の段階で照らし合わせるという意味です。 - 相談者: 計画書に書いた設備を、途中で別のものに変えたくなったら、どうなりますか。 - 補助金Flash編集部: 交付決定後に事業の内容を変えたり、補助対象経費が20%以上変わったりする場合は、事前の承認が必要です。交付決定額の増額は認められません。変更の承認を受けずに進めると、補助金を交付できない場合があります。 - 相談者: 経費は、使い道がはっきりしていないといけないのですよね。 - 補助金Flash編集部: 補助対象経費は、使用目的が事業の遂行に必要なものと明確に特定でき、計画書に記載がある経費に限られます。そのうえで、この事業の分は区分経理を行い、証拠書類で金額が確認できる形にします。 - 相談者: 通常の経費と分けた帳簿を作って、請求書と領収書を事業ごとにまとめます。
計画書と帳簿の一致
計画書の使用目的、見積、発注、支払い、帳簿がつながっているかが基本です。事業ごとに区分した帳簿と証拠書類を残し、内容を変えるときは先に市の承認を受けます。
- 相談者: 営業所は賃貸です。休憩室を改修するのに、オーナーの許可は要りますか。 - 補助金Flash編集部: 賃借している事業所の改修や補修を行う場合は、貸主等の同意を得ていることが条件です。物件の所有者が改修と管理の責任を負うスペースの経費は、使用者の負担で改修する場合を除いて対象外です。 - 相談者: 補助金を受けたあとの縛りはありますか。 - 補助金Flash編集部: 補助事業が完了した日から5年間は、取得した機器を事業所から移設できません。事業所も、おおむね5年以上その事業所として使う必要があります。完了した年度の翌年度から5年間は、市から求められた場合に資料の提出と報告をします。 - 相談者: 5年のうちに設備を売るか処分することになったら、どうなりますか。 - 補助金Flash編集部: 取得価格が1件あたり50万円以上の財産を処分するときは、あらかじめ財産処分の承認の申請が必要です。耐用年数に相当する期間を過ぎた場合は、この限りではありません。 - 相談者: 郵送で出したいのですが、消印有効だと見かけました。 - 補助金Flash編集部: 要領の表紙には消印有効とある一方で、提出方法は事務局への持参と書かれ、案内のページには必着の表記もあります。表記が分かれているので、郵送を考える場合は、事前に補助金事務局へ確認してください。 - 相談者: 持参できる日を先に決めて、郵送にするなら電話で確かめてから動きます。

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市内事業者の設備投資を支援し、新規事業参入や生産性向上を後押しする補助制度です。
神戸市内の中小企業によるロボット導入・SIer育成のための設備取得を助成し、技術力と生産基盤の強化を支援します。
市内の小規模事業者や創業者が、設備導入や創業にかかる費用の一部を受けられる補助制度です。
沖縄県内の中小企業や創業者向けに、設備資金や運転資金等を長期・大口で融資し、事業展開や経営基盤強化を支援します。
介護現場の人材育成・業務負担軽減・設備導入を総合的に支援する東京都の施策です。
中小企業の生産性向上と省力化・自動化を実現する情報処理システム構築を支援