系統用蓄電池の導入を通じて、余剰再エネの活用と電力需給調整を支援します。
再生可能エネルギーの余剰を吸収し、電力の調整力を確保するため、系統用蓄電池等の導入を支援する制度です。電力系統に直接接続する大規模蓄電池を対象に、各種電力市場での取引等を通じた活用を後押しします。
電力市場での取引を通じて蓄電池を運用し、再エネの変動調整や余剰電力の有効活用を進めたい法人向けの制度です。設置場所の自治体や地権者との協議を進めたうえで、系統連系や騒音対策、運用データの提出まで対応できる事業者に向いています。
日本国内で事業活動を営む法人が対象です。補助対象設備の所有者と使用者の双方であることが必要で、所有者と使用者が異なる場合は、所有者を主申請者、使用者を共同申請者として2者で申請します。
電力系統に直接接続する系統用蓄電池等の導入が対象です。一般送配電事業者の変電所や、発電事業者等の発電所への併設は除かれます。各種電力市場での取引等を通じて、余剰再エネの吸収や調整力の供出に活用する取り組みを支援します。
補助対象設備の所有者が直近の年度決算で債務超過の場合は対象外です。所有者が特別目的会社で、設立が1年未満かつ直近の年度決算がない場合は、主たる出資者等の直近の年度決算で債務超過なら対象外です。
補助事業期間中の特別目的会社への出資者追加は認められません。共同購入など特殊な資産登録を予定する場合や、特別目的会社へ譲渡予定で自社活用しない場合は、事前に相談が必要です。
事業実施に際しては、自治体や地権者との協議に加え、近隣住民・事業者への説明会等が原則必要です。交付申請時に協議が完了し、立地に支障がないことを示す資料を提出できる場合は、説明会の実施計画書や開催は要件とされません。
近隣への説明会は原則として2026年度末までに行い、工事着工前に実施する必要があります。期限までに実施が確認できない場合は、交付決定が取り消されます。
申請時には、騒音規制に係る項目が示された機器仕様書や、蓄電システムの基本スペックに関する資料の提出が必要です。交付申請等で提出する情報は、国および一般送配電事業者、国やSII等による制度設計・分析に利用されます。
2026年09月04日 〜 2026年11月04日
情報の収集・更新方針は編集方針をご確認ください。
上限40億円の大型枠。問われるのは設備より、自治体・地権者との協議の進み具合
数億円では済まない大型の蓄電所を、電力市場で動かしていく法人が対象です。補助率の三つの区分、地域協議と近隣説明、運用開始後3年間の報告義務に絞って整理します。
補助上限
最大40億円
大型の系統用蓄電池を想定した上限で、対象経費に補助率を掛けた額がここで止まります。
補助率
1/2・1/3・2/3以内
区分は三つあり、自社がどれに当たるかで受け取れる額が変わります。
受付期間
2026年09月04日〜11月4日
協議や仕様書など相手待ちの準備が多いため、期間の短さが負担になりやすい制度です。
| 補助率の区分 | 対象経費が30億円の場合 | 40億円に届く対象経費 |
|---|---|---|
| 1/3以内 | 10億円 | 120億円 |
| 1/2以内 | 15億円 | 80億円 |
| 2/3以内 | 20億円 | 60億円 |
申請の立場を決める三つの目印
| 蓄電システム案件の書類 | 出す場面 | 載せる中身 |
|---|---|---|
| 機器仕様書 | 交付申請時 | 出力(kW)・騒音(dB)。空気圧縮機・送風機の項目を含む |
| 電池の基本スペック | 実績報告時まで | 電池材料・容量劣化データ・充放電効率・充放電サイクル数 |
| リユース蓄電システムの追加項目 | 実績報告時まで | 初期容量、調達時の残存容量 |
決算と出資の組み方で外れる型
債務超過の所有者、設立1年未満で主たる出資者等も債務超過のSPC、補助事業期間中にSPCへ出資者を足す組み方(組合員・匿名組合員の出資を除く)、補助金等停止措置・指名停止措置を受けた者、風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律の事業者は、対象外になる可能性が高いです。公的資金の交付先として社会通念上適切と認められない者も、受け付けられません。
事業計画の中でそろえておく項目
自治体・地権者との協議の経緯、所轄消防への事前相談の内容、系統連系技術要件への適合、電気事業法に沿った騒音対策の根拠は、同じ事業計画の説明として矛盾なく並べておきます。排出削減の取組はCO2排出量が20万t以上かどうかで内容が変わり、省エネ法の開示シートの記述も、この事業の計画・実績とつながる形にします。

専門家が補助金のご相談をお受けしております。お気軽にお問い合わせください。
福岡市の中小企業向けに設備資金や運転資金、創業支援や再エネ導入など幅広い資金を提供します。
兵庫県内への製造業立地や投資に対して、設備補助・雇用補助・賃料補助・税制軽減など多面的に支援します。
神戸市内の中小企業によるロボット導入・SIer育成のための設備取得を助成し、技術力と生産基盤の強化を支援します。
沖縄県内の中小企業や創業者向けに、設備資金や運転資金等を長期・大口で融資し、事業展開や経営基盤強化を支援します。
商店街のイベント・設備改修・防災・省エネなど、多様な取組を区市町村と連携して支援します。
ゼロエミッション船の開発・建造と関連技術の国内生産体制構築を支援し、CO2排出削減と産業競争力強化を促進します。