事業場内最低賃金の引き上げと生産性向上を支援する助成金
業務改善助成金は、生産性向上に資する設備投資等を行うとともに、事業場内最低賃金を一定額以上引き上げた中小企業・小規模事業者を支援する制度です。設備投資等にかかった費用の一部を助成することで、賃金引上げに向けた環境整備を後押しすることを目的としています。
事業場内最低賃金の引き上げを検討している中小企業や小規模事業者で、業務効率化や生産性向上を目指して機械設備の導入やコンサルティングの活用を考えている事業者に適しています。特に、物価高騰等の影響により利益率が低下している事業者や、最低賃金が低い水準にある事業場では、より手厚い支援が受けられる可能性があります。
中小企業・小規模事業者が対象です。ただし、大企業と密接な関係を有する「みなし大企業」は除かれます。申請には、事業場内最低賃金を一定額以上引き上げる計画と、生産性向上に資する設備投資等の計画を策定する必要があります。また、雇用保険被保険者で雇入れ後6か月を経過した労働者の賃金を引き上げることが条件です。同一事業所による申請は年度内1回までとなります。
生産性向上や労働能率の増進に資する設備投資等が対象です。機械設備の導入やコンサルティングの活用などが含まれます。特例事業者に該当する場合は、パソコン、スマートフォン、タブレット等の端末および周辺機器の新規導入も対象経費として認められます。
交付決定前に助成対象設備の導入や発注を行った場合は対象外となります。賃金引上げは、地域別最低賃金発効日の前日までに完了させる必要があります。事業完了期限は交付決定の属する年度の1月31日までですが、やむを得ない理由がある場合は3月31日まで延長が可能です。交付決定後に計画変更を行う場合は事前の承認が必要です。
2026年09月01日 〜 2026年11月30日
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時給の底上げ50円から、設備費の最大4/5・上限最大600万円を取り戻す
パートやアルバイトの最低時給を引き上げる事業者が、レジや機械への投資費用をどこまで取り戻せるか。コースの選び方、上限額の読み方、特例事業者、締切の落とし穴まで、申請前に判断したい順に整理します。
助成上限額
最大600万円
90円コースで10人以上の賃金を上げる特例事業者の区分です。多くの事業者はこれより小さい区分で動きます。
助成率
4/5または3/4
引上げ前の事業場内最低賃金が1,050円未満なら4/5、1,050円以上なら3/4です。
前提になる賃上げ
50円以上
事業場内最低賃金を、50円・70円・90円のいずれかのコース以上で引き上げます。
人数が増えるほど上限が上がる区分の中から、90円コースの上限額と、上の計算例を並べます。
| 90円コースの区分 | 事業場規模30人未満 | 30人未満以外 |
|---|---|---|
| 1人 | 100万円 | 90万円 |
| 2〜3人 | 240万円 | 150万円 |
| 4〜5人 | 270万円 | 270万円 |
| 6〜7人 | 360万円 | 360万円 |
| 8人以上 | 450万円 | 450万円 |
| 10人以上(特例事業者のみ) | 600万円 | 600万円 |
| 計算例(90円コース・8人) | 金額 | 読み方 |
|---|---|---|
| 設備費600万円 × 助成率4/5 | 480万円 | 引上げ前の最低賃金が1,040円なので4/5で計算します |
| 90円コース8人以上の上限額 | 450万円 | 480万円より低いので、こちらが支給額になります |
| 自己負担 | 150万円 | 設備費600万円から支給額450万円を引いた額です |
特例事業者の2つの入口
| 経費区分 | 業務改善助成金での範囲 | 見積書で分けておく点 |
|---|---|---|
| 機械装置等購入費 | 機器・設備類の購入、製作、改良。特種用途自動車以外の自動車とパソコン等は通常は除外 | 端末はPOSなど専用システム用と分かる記載 |
| 造作費 | 助成対象の機器・設備に必要な設置費用 | 設備本体の行と分けた設置工事の行 |
| 経営コンサルティング経費 | 国家資格者のコンサルか金融機関の経営相談。人員削減や労働条件の引下げ目的は除く | 資格者の氏名と、実施日・内容 |
| 委託費 | 調査会社、システム開発会社等への委託 | 就業規則や賃金制度の整備を含めない行 |
| 謝金 | 外部講師による従業員研修、導入機器の操作研修 | 1回10万円以内、5回までの回数 |
対象外になる主な支出と行動
LED交換などの経費削減目的、エアコンや机・椅子などの快適化目的、家賃・光熱費・広告宣伝費、建屋や太陽光パネル、交付決定の前に発注・契約した費用は、助成の対象外です。
書類で食い違いが出やすい箇所
申請前6か月分の賃金台帳と、引上げ後の事業場内最低賃金を定めた就業規則、見積書の品名が、申請書の内容とそろっているかを見ます。端末を入れる場合は、特定業務専用のシステムの稼働が目的だと読み取れる記載にしておきます。

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事業場内最低賃金の引上げと設備投資をあわせて支援する助成金
上越市内中小事業者等の新事業・DX・設備投資等を支援し、収益力・生産性の向上を図る補助金です。
府内中小企業等の生産性向上や売上拡大を支援し、賃上げの原資確保を後押しします。
業務効率化や省人化につながる設備・システム導入を支援
IoT・ロボット等の省力化設備・システム導入を支援し、最大1億円・補助率は最大2/3で生産性向上と賃上げを後押しします。
都内中小企業等が賃金引上げ計画を策定しつつ、設備導入やシステム導入等で経営基盤の強化を図るための経費を助成します。