都内の中小企業等や団体が実施する社内研修の費用を助成し、従業員の職業能力開発を後押しします。
都内で事業を営む中小企業等や、構成員の3分の2以上が中小企業等である団体が、従業員に対して自社内で実施する職業訓練を支援する助成金です。従業員の職業能力の開発と向上を目的として、研修に要する経費の一部が助成されます。対象となるのは、専門的な技能や知識の習得・向上、または専門的な資格の取得を目的とする集合研修で、同時かつ双方向で行われるオンライン研修も含まれます。
社内で従業員向けの研修を計画している都内の中小企業等や、構成員企業の従業員に研修機会を設けたい団体に向いています。専門的な技能の習得や資格取得を目的とした短時間の集合研修を、業務と切り分けて実施したい場合に使いやすい制度です。
都内で事業を営む中小企業等、または構成員の3分の2以上が中小企業等である団体が対象です。都内に本社または主たる事業所があり、都税の未納付がなく、過去5年間に重大な法令違反等がないことも必要です。東京都政策連携団体、事業協力団体、東京都が設立した法人は対象外です。申請企業の代表者と個人事業主本人は受講者にはなれず、団体の場合は団体職員ではなく構成員企業の従業員が対象です。受講者の常時勤務する事業所の所在地は都内である必要があります。
従業員を対象に、通常の業務と区別できるOFF-JTとして実施する集合研修が対象です。同時かつ双方向で行われるオンライン研修も含まれます。
研修費用のうち、他の事業に要した経費と明確に区別でき、使途や原価、規模を確認できるものが対象です。公開研修では、研修名、研修内容、日時・研修時間数、受講料、教科書・教材費、登録料・管理料に該当する経費が明確に分かる必要があります。
交付申請は研修開始予定日の1か月前までに行う必要があり、令和8年4月1日から4月14日の間に開始予定の研修は令和8年3月15日まで受け付けられます。申請受付期間は令和8年3月1日から令和9年2月28日までです。研修は令和8年4月1日から令和9年3月31日までに開始し、令和9年8月31日までに終了する必要があります。
1研修あたりの総研修時間数は3時間以上10時間未満で、複数日に分ける場合は1回あたり30分以上必要です。研修ごとに2名以上の受講者が総研修時間数の8割以上を受講する必要があります。研修に要する経費は申請企業等が全額負担し、業務命令として労働時間内に実施して所定の賃金を支払っていること、同じ研修で国や地方公共団体の助成を受けていないことも条件です。サブスクリプション形式の研修は対象外です。
2026年03月01日 〜 2027年02月28日
情報の収集・更新方針は編集方針をご確認ください。
講師を呼んで社内で開く研修が対象。受講者数×時間数×800円で、上限は150万円
実費の何割ではなく、人数と時間で金額が決まる東京都の研修助成です。2名以上の集合研修という条件、団体での申請、当日の記録書類まで、社内開催ならではの段取りを整理します。
助成額の計算
受講者数×時間数×800円
講師謝金や会場代の実額ではなく、人数と時間で金額が決まります。
上限
1申請企業等あたり150万円
事業外の助成金と合わせた上限で、上限に達するまで複数回申請できます。
研修の条件
3時間以上10時間未満・2名以上
研修ごとに2名以上が総研修時間の8割以上を受講します。
| 研修の例(受講者全員が8割以上受講した場合) | 助成対象受講者数 | 研修時間数 | 計算 | 助成額 |
|---|---|---|---|---|
| 最短の3時間研修 | 5人 | 3時間 | 5×3×800円 | 12,000円 |
| 半日の技能講座 | 10人 | 6時間 | 10×6×800円 | 48,000円 |
| 1日の資格取得講座 | 30人 | 9時間 | 30×9×800円 | 216,000円 |
申請区分の違い
| 費用の項目 | 団体の差額計算での扱い | 裏付けに使う書類 |
|---|---|---|
| 指導員・講師謝金 | 経費に算入 | 講師承諾書、または謝金規定 |
| 会場借上費 | 経費に算入 | 契約書、または料金表 |
| 教科書・教材費 | 経費に算入 | 請求書等の内訳 |
| 徴収した受講料・教科書代 | 収入として経費から差し引く | 開催通知、または受講案内 |
研修の中身と進め方で外れやすいもの
自社商品や社内規定の説明、業務連絡会の延長、理念の浸透を目的にした時間は対象外になる可能性が高くなります。法令で義務付けられた特別教育、定額制の研修、他の公的助成との重複も助成されません。1名だけの研修は、2名以上の条件に届かない点にも注意が必要です。
書類のつながりで見られやすい点
出席簿の自署、実施風景の写真、講師名簿、研修計画の記載が、実際の開催内容と食い違わないことが基本になります。人数、講師、会場のいずれかが計画と違う場合は、記録の側ではなく計画の側を先に直します。

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