就職氷河期世代等の正規雇用化と定着に向けた育成・職場整備を支援します。
就職氷河期世代など、十分なキャリア形成がなされず正規雇用での就職が難しい人を雇用し、安定して働き続けられる環境づくりを行う中小企業事業主に対して、東京都が助成金を交付します。正規雇用等コースと安定有期雇用コースがあり、対象労働者の雇用形態に応じて支援額が設定されています。
就職氷河期世代等を正規雇用として採用し、計画的な育成や職場定着の仕組みを整えたい中小企業事業主に向いています。東京都の就職支援事業を通じて人材を受け入れた事業者や、対象労働者の育成計画、メンターによる指導、研修の実施を進める事業者が活用しやすい制度です。
申請できるのは、中小企業事業主で、東京労働局管内に雇用保険適用事業所がある事業主です。あわせて、国の特定求職者雇用開発助成金の中高年層安定雇用支援コースまたは就職氷河期世代安定雇用実現コースの支給決定を受けていること、または東京都の就職支援事業を利用して対象労働者を雇用していることが必要です。
支援期間3か月のあいだに、3年間の指導育成計画を策定し、指導育成者を選任して指導を行い、その計画に基づく研修を実施する取り組みが対象です。安定有期雇用コースでは、指導育成計画の期間は1年間となります。
新たに退職金制度を整備して就業規則等を届け出ることや、中小企業退職金共済制度へ新たに加入することが加算の対象になります。結婚、妊娠・出産、育児に関する休暇や一時金制度、介護に関する休暇制度を新たに整備し、就業規則等を届け出た場合も加算の対象です。賃上げ加算は、支援期間中に対象労働者の時間単価を60円以上引き上げ、引上げ後の時間当たり賃金が東京都最低賃金を60円以上上回ることが条件です。
対象労働者は、採用日から支援期間終了日まで同一事業主のもとで都内事業所に継続勤務している必要があります。正規雇用労働者として採用された人、採用後6か月未満で正規転換された人、有期雇用労働者として継続雇用される人が対象です。有期雇用で雇う場合は、事業主において社会保険加入が必要です。
正規雇用等コースでは、国の就職氷河期コース等の支給対象となった労働者、または都の就職支援事業に参加し受託事業者から職業紹介を受けて採用された労働者が対象です。安定有期雇用コースでは、都の就職支援事業に参加し受託事業者から職業紹介を受け、有期雇用として就職した労働者が対象です。
交付申請受付期間は第6回が令和8年10月1日から10月31日までで、第1回から第6回までの受付回が設けられています。各回の支援期間内に支援を行い、実績報告受付期間内に実績報告を提出する必要があります。撤回届提出期限後は対象労働者の変更・追加はできず、同期限後に事業計画を中止した場合は年度内の申請回数にカウントされます。電子申請にはgBizIDプライムが必要です。
2026年10月01日 〜 2026年10月31日
情報の収集・更新方針は編集方針をご確認ください。
採用した1人につき最大30万円。受付は10月31日17時15分まで
就職氷河期世代を正規で迎えた会社が、3か月の育成支援と制度整備でどこまで助成を受けられるのか。第6回の受付を軸に、コースの選び方から実績報告までを順に追います。
助成額の目安
1人30万円から
正規雇用等コースは人数に応じて最大150万円まで積み上がります。
年度の上限
加算込みで240万円
2コース合わせて対象労働者は5人まで。上乗せは別枠の加算です。
実施の山場
支援期間3か月
第6回は12月1日から2月28日の間に計画・指導・研修を終えます。
コースの見分け方
| 採用人数 | 正規雇用等コース | 安定有期雇用コース | 賃上げ加算 |
|---|---|---|---|
| 1人 | 30万円 | 20万円 | 12万円 |
| 3人 | 90万円 | 60万円 | 36万円 |
| 5人 | 150万円 | 100万円 | 60万円 |
加算ごとの届出と証拠
対象から外れやすいケース
採用日から支援期間終了日までの途中退職や都外事業所への異動、有期雇用での社会保険未加入、撤回届の提出期限後の人数変更や計画中止は、助成を受けられなくなる原因になります。
採用日・メンター・研修日を一枚に並べる
採用日と転換日、メンターの氏名、研修の実施日、就業規則の届出日、賃上げ後の時間単価を一枚の表に並べると、申請書・実績報告・添付資料の食い違いに気づきやすくなります。

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