宿泊施設バリアフリー化支援補助金の申請ポイントを解説
東京都内のホテル、旅館、簡易宿所が段差解消や客室改修、備品購入を進めるとき、宿泊施設バリアフリー化支援補助金は有力な選択肢です。
令和7年度は、延床面積1,000㎡未満か以上か、さらに施設整備か客室整備かで補助率と上限額が細かく分かれます。とくに客室整備は一般客室と車椅子使用者用客室で区分が異なり、6室以上の改修や客室出入口の有効幅90cm以上などで上限が変わります。
申請前の見分け方、対象経費、必要書類、申請後の流れ、実務上の注意点まで、令和7年度の公募ページ、交付要綱、申請の手引きを基準に整理しました。123
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 制度名 | 宿泊施設バリアフリー化支援補助金 |
| 対象年度/公募回 | 令和7年度 |
| 最終更新日 | 2026年3月18日 |
| 所管/実施機関/事務局 | 東京都 産業労働局 観光部 受入環境課 / 公益財団法人東京観光財団 観光産業振興部 観光インフラ整備課 |
| 補助上限額/補助率 | コンサルティングは2/3以内で上限100万円。施設整備は延床面積1,000㎡未満で4/5以内かつ上限3,000万円、1,000㎡以上で2/3以内かつ上限2,500万円。 |
| 補助上限額/補助率 | 客室整備は区分により、延床面積1,000㎡未満で3/4以内から9/10以内、上限4,000万円から4,800万円、延床面積1,000㎡以上で2/3以内から4/5以内、上限3,500万円から4,200万円。備品購入は4/5以内で上限320万円または2/3以内で上限270万円。実施設計は4/5以内で上限100万円または2/3以内で上限90万円。 |
| 申請期間 | 令和7年4月1日から令和8年3月31日。郵送は当日消印有効、JGrantsは3月31日17時締切。予算額に達した時点で受付終了。 |
| 公式一次資料 | 公募ページ 令和7年度 公式ページ / 交付要綱 令和7年3月27日改正 PDF / 申請の手引き 令和7年度版 PDF / 東京都産業労働局 宿泊施設のバリアフリー化支援事業 公式ページ |
| 免責 | 申請可否や経費判断は、当該年度の募集要領・交付要綱等と事務局の案内で最終確認してください。 |
制度の全体像
宿泊施設バリアフリー化支援補助金は、高齢者や障害のある方、赤ちゃん連れの方などを含め、だれもが円滑かつ安全に過ごせる環境を整えるための制度です。東京都内の宿泊施設でバリアフリー化を進める事業者に対し、工事費や備品購入費、コンサルティング費、実施設計費の一部を補助します。所管は東京都産業労働局観光部受入環境課、申請受付と手続案内は東京観光財団が担っています。123
対象施設と対象外施設
対象になるのは、東京都内で旅館業法の許可を受けて旅館・ホテル営業または簡易宿所営業を行う民間の宿泊施設です。すでに営業している施設だけでなく、申請後に営業許可を受ける予定の施設も対象に含まれます。申請時点で許可前でも、実績報告までに必要な営業許可書を提出できるかが大事です。23
一方で、店舗型性風俗特殊営業を行う施設や、国または地方公共団体から運営委託や指定管理を受けている施設、建築物バリアフリー条例等で義務化された基準で建てられた施設は、そのままでは対象に入りません。義務化された基準が関わる場合でも、施設整備や客室整備では、その義務水準を超える整備部分だけを補助対象とする考え方です。23
交付要綱では、暴力団関係、租税の未申告や滞納、営業に必要な許認可の未取得、民事再生や会社更生などで事業継続性に不確実性がある場合なども対象外としています。法人だけでなく個人事業主も申請できますが、税務書類や納税証明の出し方が異なるため、早めの準備が必要です。2
この補助金で使える五つの区分
令和7年度の申請区分は、コンサルティング、施設整備、客室整備、備品購入、実施設計の五つです。ここで重要なのは、同じ宿泊施設向けの補助金でも、どの区分で出すかによって必要書類も審査の見方も変わることです。まずは自分の計画が工事中心なのか、客室中心なのか、備品中心なのかを切り分けるところから始めてください。123
| 区分 | 内容 | 延床面積1,000㎡未満 | 延床面積1,000㎡以上 |
|---|---|---|---|
| コンサルティング | 改善策や情報発信への助言を受ける事業 | 2/3以内 上限100万円 | 2/3以内 上限100万円 |
| 施設整備 | 出入口、廊下、階段、便所、浴室、駐車場、標示誘導などの整備 | 4/5以内 上限3,000万円 | 2/3以内 上限2,500万円 |
| 客室整備 | 一般客室または車椅子使用者用客室の整備 | 区分により3/4以内から9/10以内 | 区分により2/3以内から4/5以内 |
| 備品購入 | 工事を伴わないバリアフリー備品の購入 | 4/5以内 上限320万円 | 2/3以内 上限270万円 |
| 実施設計 | 施設整備または客室整備に係る実施設計 | 4/5以内 上限100万円 | 2/3以内 上限90万円 |
この表だけでは客室整備の違いが見えにくいので、次の章で客室整備だけを分けて確認します。区分の見誤りは、上限額の読み違いだけでなく、図面や主要経路の示し方にも影響します。123
支援内容を読み解く
まず延床面積で分岐する
この補助金は、延床面積1,000㎡未満か1,000㎡以上かで補助率と補助上限額が変わります。対象になるかどうかの境目ではなく、支援条件の境目です。対象施設であることが前提のうえで、どちらの面積区分に当たるかを最初に確定しておくと、その後の見積整理や資金計画がぶれにくくなります。123
客室整備の四つの区分
客室整備は四区分あり、ここが最も読み違えやすい部分です。一般客室でも15㎡未満と15㎡以上で補助率が違い、車椅子使用者用客室ではさらに出入口有効幅90cm以上の区分があります。123
| 客室整備の区分 | 延床面積1,000㎡未満 | 延床面積1,000㎡以上 |
|---|---|---|
| 一般客室 15㎡未満 | 3/4以内 上限4,000万円 | 2/3以内 上限3,500万円 |
| 一般客室 15㎡以上 | 4/5以内 上限4,200万円 | 3/4以内 上限4,000万円 |
| 車椅子使用者用客室 | 4/5以内 上限4,200万円 | 3/4以内 上限4,000万円 |
| 車椅子使用者用客室で客室出入口有効幅90cm以上 | 9/10以内 上限4,800万円 | 4/5以内 上限4,200万円 |
客室整備については、整備内容に応じて上の各区分の上限額が適用・合算されます。どの客室を何室改修するのか、一般客室と車椅子使用者用客室が混在するのかで、申請額の組み立てが変わります。客室タイプごとに図面と見積を分けておくと、申請書の整合を取りやすくなります。23
上限が引き上がる条件
施設整備では、敷地内の通路、出入口、廊下等、階段、傾斜路、エレベーター、特殊な昇降機、駐車場のうち、敷地内の整備を含む二種類以上の整備を行う場合に、上限額が1,000㎡未満で6,000万円、1,000㎡以上で5,000万円へ引き上がります。単に金額が大きい工事なら自動的に上がるわけではなく、対象箇所の組み合わせ条件があります。123
客室整備では、改修前を基に6室以上をバリアフリー化する場合、各区分の括弧書きの上限額が適用されます。たとえば15㎡以上の一般客室や車椅子使用者用客室では、1,000㎡未満で8,400万円、1,000㎡以上で8,000万円まで見込める区分があります。複数室をまとめて直す計画なら、部屋数の数え方を早めに財団へ確認したほうが安全です。123
コンサルティングと実施設計の違い
コンサルティングは、バリアフリー化に向けた改善策やバリアフリー情報の発信方法について助言を受ける区分です。コンサルタントには、東京都福祉のまちづくり条例の趣旨と内容への理解、高齢者や障害者等の視点から課題を把握し改善策を出せることが求められます。単なる一般的な経営助言では足りません。3
実施設計は、施設整備または客室整備に係る実施設計図面作成費が対象で、単独では出せません。施設整備または客室整備と同時申請が必要です。さらに、実施設計に限っては補助金申請日より前に契約した分まで対象に入りますが、工事や設備導入は交付決定前の発注や施工が原則対象外です。この違いを混同しないことが大切です。23
同一年度にコンサルティングを施設整備または客室整備と併用する場合、コンサルティング分は施設整備または客室整備の金額内に含まれる扱いです。コンサルだけ先に別枠で上乗せできる制度ではないため、予算組みでは重複計上に注意してください。2
対象経費と対象外経費
対象になる経費
公募ページと申請の手引きでは、施設整備、客室整備、備品購入、実施設計、コンサルティングに要する経費が対象です。施設整備と客室整備では、施設改修工事費、電気工事費、設備工事費、附帯設備及び工事費、施工管理委託経費、運搬費、機器購入費などが補助対象に入ります。備品購入は、対象備品の購入費と運搬・設置費です。コンサルティングでは報告書作成費や旅費等、実施設計では対象箇所の設計図面作成費が対象です。13
対象経費の考え方を区分別にまとめると、次のようになります。3
| 区分 | 主な対象経費 |
|---|---|
| コンサルティング | 報告書作成費、旅費、その他必要と認める経費 |
| 施設整備と客室整備 | 施設改修工事費、電気工事費、設備工事費、附帯設備及び工事費、施工管理委託経費、運搬費、機器購入費、その他必要と認める経費 |
| 備品購入 | 対象備品の購入費、運搬費、設置費 |
| 実施設計 | 対象箇所の実施設計図面作成費 |
備品の範囲は、東京都福祉のまちづくり条例施設整備マニュアルや、国土交通省のホテル又は旅館における高齢者、障害者等の円滑な移動等に配慮した建築設計標準の追補版等に掲載されているものが基本です。施設や客室がすでにバリアフリー化されている場合は、備品購入のみの申請もできます。1345
対象外になりやすい経費
補助対象外経費はかなり細かく定められています。代表的なのは、バリアフリー化と直接関係のない設備や内装工事、申請書作成代行費や各種証明書取得費、消費税、収入印紙代、通信費、水道光熱費、振込手数料、維持費、運営費、直接人件費、中古品、リースやレンタル、法令上設置が義務付けられているものです。23
さらに、交付決定前に発注・施工・導入した設備等の経費、帳票類に不備がある経費、申請書に書いた内容と違う工事や購入、通常取引と混在して区分できない支払い、他取引との相殺、過剰な機器や市場価格に比べ著しく高額な経費、土地の取得や賃借、借入金利息も対象外です。親会社、子会社、グループ会社、代表者の三親等以内の親族が経営する会社などとの取引も原則外されます。工事内容が構造躯体等に影響し、真にやむを得ない場合だけ例外余地があります。23
対象外になりやすい項目を実務目線で絞ると、次の表の確認が役立ちます。23
| 見落としやすい項目 | 扱い |
|---|---|
| 交付決定前の発注や施工や導入 | 原則対象外。実施設計のみ例外あり |
| 消費税や振込手数料 | 対象外 |
| 申請書作成代行費や証明書取得費 | 対象外 |
| 中古品やリース機器 | 対象外 |
| 法令上の義務部分 | 対象外または義務超過部分のみ対象 |
| 関連会社や親族会社との取引 | 原則対象外。真にやむを得ない場合は理由書が必要 |
| 他補助金で補助対象になった同一経費 | 対象外または控除対象 |
| 見積書や契約書や請求書の不備 | 対象外になる可能性が高い |
支払方法にも注意が必要です。申請の手引きでは、クレジットカード、ポイントカード、所持ポイントの使用は原則しないよう求めています。ポイントを使った分は補助対象経費から控除され、購入時に付与されたポイントも実績報告で申告が必要です。Web決済時のポイント付与も同じ扱いです。3
他補助金との重なり
東京都または東京都の政策連携団体が実施する補助金等の対象経費と重ねることはできません。国や地方公共団体等の補助金と併用する場合は、重なった経費を控除する形です。申請の手引きでは、観光庁のユニバーサルツーリズム促進事業との併用は可能としていますが、その場合でも本補助金の交付決定前に補助事業を始めた経費は対象に入りません。23
申請できる事業者と補助要件
申請主体は施設を運営する者
交付要綱では、補助事業者を補助対象施設の運営者としています。施設の所有者であっても、運営主体でなければそのまま申請できるとは限りません。運営体制と契約関係が分かる資料を準備し、申請名義と実際の事業実施主体を一致させることが重要です。2
営業許可前の施設も申請対象に含まれますが、最終的には旅館業営業許可書の提出が必要です。補助金申請後に許可を受ける予定の場合、要綱では許可申請書の写しを出し、実績報告時までに営業許可書を提出する流れを示しています。新規開業案件では、開業時期と実績報告時期の整合を先に確認しておくと混乱が減ります。23
主要経路の考え方
この補助金は、整備したい箇所だけ良くなっていても足りません。申請の手引きでは、整備箇所へのアクセス部分にバリアが残ると効果が期待できないため、整備箇所までのアクセスが整備されていることが必要だと説明しています。3
一般客室以外のバリアフリー化整備では、移動等円滑化経路が必要です。これは、敷地に接する道等から整備箇所までの経路に加え、利用居室等から車椅子使用者用便房、利用居室等から車椅子使用者用駐車施設までの経路のうち、それぞれ一以上の経路を指します。一般客室に関わる整備では、宿泊者特定経路と出入口が前提です。宿泊者特定経路は、道等や車椅子使用者用駐車施設から一般客室まで、階段や段を設けない経路です。3
この考え方があるため、客室だけを改修したい場合でも、出入口や通路、トイレ、駐車場からの導線を図面上で説明できる状態にしておく必要があります。申請書類で主要経路の図面提出が求められている理由もここにあります。23
審査基準に使われる考え方
整備箇所ごとに審査基準があり、申請の手引きでは東京都福祉のまちづくり条例施設整備マニュアルと、国土交通省のホテル又は旅館における高齢者、障害者等の円滑な移動等に配慮した建築設計標準の追補版を準用するとしています。つまり、単に使いやすそうという主観だけではなく、東京都と国のバリアフリー基準を前提に計画を組む必要があります。1345
工事後には、自社ホームページ等で施設のバリアフリー情報を発信することも求められています。自社媒体がない場合は、観光協会のホームページ、パンフレット、OTAサイトなど、旅行者が閲覧できる媒体でも構いません。補助金は改修だけで終わりではなく、利用者に情報が届くところまで含めて考える制度です。3
申請の流れと提出方法
全体の手順
申請の手引きに掲載されたフローでは、事前相談と申請書の提出、財団による受理と内容確認、事前調査、審査会、交付決定通知、契約や着工や購入、実績報告、完了検査、補助金額の確定、請求、支払いという順番です。工事を急いでいる案件でも、交付決定前に動くと対象外経費が生じるため、順番を崩さないことが最優先です。23
| 段階 | 主な動き | 確認したい点 |
|---|---|---|
| 申請前 | 事前相談、図面と見積の整理 | 区分の選択、主要経路、必要書類の不足がないか |
| 申請 | 申請書類の提出 | 郵送またはJGrantsを選ぶ |
| 財団確認 | 受理、内容確認、事前調査 | 現状確認と工事内容の説明ができるようにする |
| 審査 | 審査会を経て交付決定 | コンサルティングのみ、備品購入のみは審査会省略の可能性あり |
| 実施 | 交付決定後に契約、着工、購入 | 変更があるときは事前に変更申請 |
| 報告 | 実績報告、完了検査 | 証憑のそろい方が重要 |
| 支払 | 補助金額の確定、請求、入金 | 確定額は実績ベースで決まる |
交付要綱では、コンサルティングのみ、または備品購入のみを申請する場合、審査会を省略できる場合があるとしています。案件の重さによって審査の流れが少し違うため、申請直後の見通しを知りたいときは、この点も事務局へ確認しておくとよいでしょう。2
郵送申請と電子申請
郵送申請は、東京都新宿区西新宿二丁目3番1号 新宿モノリス15階の東京観光財団観光インフラ整備課あてに簡易書留で送ります。電子申請はJGrantsが使えますが、利用にはgBizIDプライムの取得が必要です。アカウント発行には時間がかかるため、電子申請を考えるなら先に準備してください。1
JGrantsには重要な注意点があります。システム仕様上、代理人による代行申請ができません。申請代行を希望する場合は郵送による申請のみです。また、要綱では手続代行は認めつつも、代行を受けた者が補助対象事業を請け負うことはできないと定めています。設計会社や工事会社、備品購入先にそのまま代理申請を任せる形は避けてください。12
募集期間は令和7年4月1日から令和8年3月31日までですが、予算額に達した時点で受付終了です。年度末まで残っていると考えて後回しにせず、見積と図面が整った段階で早めに出すのが基本です。1
事前調査で見られること
事前調査では、提出書類の内容、現状の確認、予定している工事内容の詳細を確認します。必要に応じて施設内へ入って確認が行われるため、図面と現場が一致しているか、どこからどこまでを改修するのか、主要経路がどこかを担当者自身が説明できる状態にしておく必要があります。3
変更が出た場合にも注意が必要です。交付要綱では、補助事業の内容を変更するときや中止するときは、あらかじめ変更・中止申請を出して承認を受けることを求めています。事前連絡なく変更した箇所の経費は補助対象外とする扱いです。見積変更や仕様変更が起きやすい工事案件ほど、このルールを意識してください。2
必要書類の考え方
区分ごとに変わる提出書類
申請書類は、コンサルティング、施設整備と客室整備、備品購入のみでかなり違います。共通して出てくるのは交付申請書、補助事業計画書、誓約書、印鑑証明、法人なら履歴事項全部証明書と財務諸表、個人なら事業開始等申告書や税務申告書類一式などです。そのうえで、図面、仕様書、見積内訳、工程表、主要経路の図面などが上乗せされます。2
主要な書類を整理すると次のようになります。2
| 申請類型 | 主な提出書類 |
|---|---|
| コンサルティング | 交付申請書、補助事業計画書、誓約書、印鑑証明、法人登記または事業開始等申告書、直近2期の財務または税務書類、見積内訳、調査工程表、コンサルティング事業者の実績、主要経路を含めた施設全体図面、宿泊者向けパンフレット、旅館業営業許可書、建物の登記事項証明書など |
| 施設整備と客室整備と実施設計 | 交付申請書、補助事業計画書、誓約書、同意書、印鑑証明、法人登記または事業開始等申告書、直近2期の財務または税務書類、整備前後の図面と展開図、仕様書、見積内訳、工事工程表、整備後の主要経路図面、宿泊者向けパンフレット、旅館業営業許可書、建物の登記事項証明書、建築確認済証、建築検査済証、建物建築図面など |
| 備品購入のみ | 交付申請書、補助事業計画書、誓約書、同意書、印鑑証明、法人登記または事業開始等申告書、直近2期の財務または税務書類、仕様書、見積内訳、整備後の主要経路図面、宿泊者向けパンフレット、旅館業営業許可書など |
実施設計費まで申請する場合は、契約書、経費内訳書、申請箇所の実施設計図も必要です。さらに、新築案件では創業計画書または事業計画書が必要になる場合があります。どの書類が必須になるかは、法人か個人か、既存施設か新築予定かでも変わるため、最終的には別表4から別表6を照合してください。2
延床面積1,000㎡以上で見落としやすい届出
交付要綱では、東京都福祉のまちづくり条例の特別特定施設に当たる場合、対象施設主要構造物の過半以上を大規模修繕または大規模模様替えすると、特定都市施設設置工事計画の届出書が必要になる場合があるとしています。宿泊施設では延床面積1,000㎡以上が該当します。2
しかも、新宿区、世田谷区、練馬区、府中市、調布市、町田市、小平市、日野市、狛江市では、東京都条例の適用除外により各区市の独自条例が適用されます。大規模改修案件では、補助金の要件だけでなく建築関係の届出も同時進行になるため、建築担当者と申請担当者の情報を一本化しておくことが大切です。2
実績報告で必要になる証憑
申請の手引きでは、補助事業が完了したら30日以内に実績報告関係書類を提出するよう案内しています。実績報告書に加えて、契約書や請書や発注書等に準ずる書類、施工業者からの請求書、経費内訳が分かる書類、銀行振込受領書または契約先発行の領収書などが確認対象です。領収書では消費税額や収入印紙の有無も見られます。3
証憑で確認される内容を簡単に並べると、次のとおりです。3
| 証憑 | 確認される主な項目 |
|---|---|
| 契約書や発注書 | 発行者名、宛先、契約日または注文日、金額内訳、契約内容 |
| 請求書 | 請求日、宛先、契約先の氏名や印、金額内訳 |
| 経費内訳書 | 工事項目や備品ごとの内訳が申請内容と一致しているか |
| 銀行振込受領書や領収書 | 支払日、支払先、金額、消費税額、収入印紙の有無 |
| 実績報告書 | 交付決定どおりに実施したか、変更があれば承認済みか |
交付要綱では、確定額は、補助対象経費の合計額に補助率を掛けた額と交付決定額のいずれか低い額になります。つまり、見積ベースで大きい決定を受けていても、実績で対象外が出たり、実支出が下がったりすれば、その分だけ減額されます。契約から支払までの証憑をつなげて残すことが、最終的な受給額を守ることにつながります。23
審査で詰まりやすいポイント
導線を後回しにしない
申請の手引きは、整備箇所までのアクセス部分が整っていることを重視しています。このため、客室の中だけを直したい案件でも、道路や駐車場から客室まで、客室からトイレまでの流れが説明できないと、計画全体の説得力が落ちます。バリアフリー客室をつくる計画では、部屋単体よりも、部屋へたどり着く導線まで含めて考えてください。3
図面と見積の粒度をそろえる
施設整備や客室整備では、整備前後の図面、展開図、仕様書、見積内訳、工程表が求められます。つまり、見積書だけ先に集めても足りません。図面上の対象箇所と見積の項目名が対応していないと、事前調査や実績報告の段階で説明が難しくなります。23
これは制度要件ではありませんが、実務上は、図面番号、見積項目名、写真の撮影位置を同じ呼び方でそろえておくと、申請から実績報告までの手戻りがかなり減ります。工事業者と設計担当、申請担当の三者で呼び方がずれると、同じ箇所を別名で説明してしまい、修正が増えがちです。23
自社発信の準備も忘れない
この補助金を活用して整備した施設は、自社ホームページ等でバリアフリー情報を発信する必要があります。工事と備品に意識が向きやすい一方で、情報発信は後回しになりがちです。申請段階から、どの媒体に、どの設備やサービスを、どの表現で掲載するかを考えておくと、完了後の対応が楽になります。3
無料の支援も併用できる
東京都は、補助金とは別に、宿泊施設バリアフリー化促進セミナーと無料のアドバイザー派遣を実施しています。令和7年度のアドバイザー派遣は、申込期間が令和7年4月25日から令和8年3月19日、派遣期間が令和7年5月1日から令和8年3月27日です。支援内容には、施設整備、客室整備、備品購入、従業員研修、実施後の経営面、情報発信、補助金利用に関する助言が含まれます。6
補助金の対象施設と違い、アドバイザー派遣は東京都内に本社または主たる事業所がある宿泊事業者が対象です。補助金は施設所在地が東京であれば申請できる考え方ですが、無料支援の対象要件は少し違います。制度を組み合わせるときは、ここを取り違えないようにしてください。36
公式事例から見る改修の方向性
東京都の公式事例ページには、出入口の自動ドア化、傾斜路の設置、エレベーターの車椅子使用者対応や視覚障害者対応、多目的トイレの整備、車椅子対応駐車場の新設、客室浴室出入口の拡幅、手すりの設置、ノックセンサーや音声案内装置の導入など、さまざまな改修例が掲載されています。7
たとえば、後楽ガーデンホテルでは玄関前の段差解消、身障者対応駐車場の新設、客室4室のユニバーサルルーム化、エレベーター改修が紹介されています。ホテル椿山荘東京では、客室浴室出入口の拡幅や手すり設置、階段昇降機の設置、敷地内通路の段差解消が掲載されています。こうした事例を見ると、施設整備と客室整備が連動している案件が多いことがわかります。7
実務上は、建物本体の改修を施設整備または客室整備、工事を伴わない福祉機器や補助機器の導入を備品購入、改修に先立つ図面作成を実施設計として切り分けると、どの区分で出すべきか整理しやすくなります。公式事例は採択保証にはなりませんが、補助対象として考えやすい改修の方向をつかむ資料として有用です。37
行動に移すための確認表
申請前セルフチェック
申請前に最低限確認したい項目を表にまとめます。ここで空欄が残ると、申請書づくりより前の段階で止まりやすくなります。123
| 確認項目 | チェック内容 |
|---|---|
| 施設区分 | 旅館・ホテル営業か簡易宿所営業かを確認したか |
| 面積区分 | 延床面積1,000㎡未満か以上かを確認したか |
| 申請区分 | コンサルティング、施設整備、客室整備、備品購入、実施設計のどれかを決めたか |
| 主要経路 | 道路、駐車場、トイレ、客室までの導線を図面で示せるか |
| 見積 | 申請区分ごとに内訳付き見積を取れているか |
| 着手時期 | 交付決定前に発注しない工程になっているか |
| 許認可 | 営業許可の取得時期を実績報告までに合わせられるか |
| 情報発信 | 工事後に自社サイトやOTA等でバリアフリー情報を出せるか |
| 提出方式 | 郵送かJGrantsかを決め、JGrantsならgBizIDを用意できるか |
| 関連会社取引 | 関連会社や親族会社への発注が入っていないか、入るなら理由書が必要か |
この表を先に埋めると、問い合わせの質も上がります。何を聞けばよいかが明確になり、事務局とのやり取りも短くなりやすいです。123
実務で組みやすい進行タイムライン
これは制度要件ではありませんが、実務上は次の順で進めると動きやすいです。公式資料の期限や流れに合わせつつ、手戻りが出にくい順番にしています。136
| 時期の目安 | 進めたいこと |
|---|---|
| 申請の2か月以上前 | 区分整理、現地確認、主要経路の確認、アドバイザー派遣やセミナー活用の検討 |
| 申請の1か月半前 | 図面作成、仕様整理、見積取得、面積区分と客室区分の確定 |
| 申請の1か月前 | 法人書類や納税証明の取得、申請書の記入、JGrants利用ならgBizIDの準備 |
| 申請直前 | 見積と図面の整合確認、関連会社取引の有無確認、申請方式の最終決定 |
| 交付決定後 | 契約、着工、購入、変更が出る場合は事前に変更申請 |
| 完了後すぐ | 請求書、振込証憑、領収書、図面差し替え、実績報告書の準備 |
| 完了後30日以内 | 実績報告書の提出 |
とくにgBizIDと納税証明書は、直前になるほど詰まりやすい項目です。電子申請を使う予定でも、代理申請が必要なら郵送に切り替わるため、社内の意思決定を早めに行ってください。123
問い合わせ前メモ
問い合わせをする前に、次の項目だけでもまとめておくと回答をもらいやすくなります。制度要件そのものではありませんが、図面の不足や区分の混乱を減らすのに役立ちます。123
| 項目 | メモしておきたい内容 |
|---|---|
| 施設名と所在地 | 都内のどこにある施設か |
| 営業種別 | 旅館・ホテル営業か簡易宿所営業か |
| 延床面積 | 1,000㎡未満か以上か |
| 改修箇所 | 出入口、廊下、客室、浴室、トイレ、駐車場、備品など |
| 客室数 | 改修対象の部屋数、6室以上かどうか |
| 客室区分 | 一般客室か車椅子使用者用客室か |
| 着手希望時期 | いつ契約し、いつ工事や導入を始めたいか |
| 申請方式 | 郵送かJGrantsか |
| 特殊事情 | 関連会社発注、新築予定、営業許可前、区市の独自条例が関係するか |
証憑チェック
実績報告段階で慌てないよう、経理資料は最初から分けて保管してください。証憑が不備だと対象外経費になりやすく、確定額にも直結します。23
| 証憑管理の要点 | 確認内容 |
|---|---|
| 申請案件専用の支払記録 | 通常取引と混在しないようにする |
| 見積と契約の一致 | 申請書に書いた内容と契約内容が一致しているか |
| 請求と支払の一致 | 請求書の金額と振込額が一致しているか |
| 消費税の切り分け | 領収書や請求書で消費税額が確認できるか |
| 相殺の禁止 | 他の取引と相殺せず、支払の流れが追えるか |
| ポイント管理 | ポイント使用や付与の有無を把握しているか |
| 変更履歴 | 仕様変更があるなら事前承認を得ているか |
よくある質問
Q1. 東京都外に本社があっても補助金は申請できますか。
A. 補助金の対象施設は東京都内にある旅館・ホテル営業または簡易宿所営業の施設です。公開資料では施設所在地と営業種別を基準にしており、補助金そのものに本社所在地の条件は置いていません。ただし、無料のアドバイザー派遣は東京都内に本社または主たる事業所がある宿泊事業者が対象です。36
Q2. まだ営業許可前でも申請できますか。
A. 予定施設も対象に含まれます。要綱では、申請後に許可を受ける予定のものは、許可申請書の写しを出し、実績報告時までに旅館業営業許可書を提出する流れです。開業時期が後ろにずれると実績報告に影響するため、工程の確認が必要です。23
Q3. 交付決定前に工事を始めてもよいですか。
A. 工事や設備導入は交付決定前だと原則対象外です。例外は実施設計で、申請日より前に契約した分まで対象に入ります。工事だけ先に始めて後から補助金を充てる進め方は避けてください。23
Q4. JGrantsで代理申請はできますか。
A. できません。公募ページでは、JGrantsはシステム仕様上、代理人による代行申請ができないと案内しています。代理申請が必要なら郵送申請を選ぶ必要があります。1
Q5. 工事会社や設計会社にそのまま代行申請を頼めますか。
A. 要綱では手続の代行自体は認めていますが、代行を受けた者は補助対象事業を請け負うことができません。設計会社や工事会社、備品購入先がそのまま代理人になる形は基本的に取れません。23
Q6. 備品だけ購入したい場合でも使えますか。
A. 使えます。公募ページでは、施設や客室がすでにバリアフリー化されている場合、備品購入のみの申請も可能と案内しています。備品の対象範囲は、東京都や国のバリアフリー基準に掲載されたものが基本です。1345
Q7. 他の補助金と一緒に使えますか。
A. 東京都または東京都の政策連携団体の補助金等と同じ対象経費を重ねることはできません。国や地方公共団体の補助金と併用する場合は、重なった経費を控除する扱いです。観光庁のユニバーサルツーリズム促進事業との併用は可能ですが、本補助金の交付決定前に始めた経費は対象外です。23
Q8. どんな書類が特に不足しやすいですか。
A. 図面と見積の対応関係、主要経路の図面、営業許可書、納税証明書、建築確認済証や検査済証が不足しやすいです。個人申請では、法人向け書類の代わりに事業開始等申告書や税務申告書類一式が必要になります。区分ごとに別表が違うため、類型に合った一覧で確認してください。2
Q9. クレジットカード払いでも大丈夫ですか。
A. 申請の手引きでは、クレジットカード、ポイントカード、所持ポイントの使用は原則しないよう求めています。ポイントを使った場合は補助対象経費から控除され、付与されたポイントも報告が必要です。支払証憑のそろいやすさを考えても、振込中心で管理したほうが無難です。3
Q10. 工事が終わったあとに必要なことは何ですか。
A. 実績報告書の提出、契約書や請求書や領収書等の証憑整理、完了検査への対応、補助金請求書の提出が必要です。加えて、整備した施設のバリアフリー情報を自社ホームページ等で発信することも求められています。23
Q11. 工事内容を途中で変えてもよいですか。
A. 変更するときは、あらかじめ変更・中止申請を出して承認を受ける必要があります。交付要綱では、事前連絡なく変更した箇所の経費は補助対象外にするとしています。小さな変更でも、対象箇所や仕様が変わるなら先に確認してください。2
Q12. 補助金額は交付決定額がそのまま入金されますか。
A. そのままとは限りません。確定額は、実際の補助対象経費に補助率を掛けた額と交付決定額のいずれか低い額です。対象外経費が出たり、支出額が減ったりすると、入金額も下がります。23
Q13. 新築でも使えますか。
A. 予定施設は対象に含まれますが、新築では建築物の構造に関わる躯体等の工事が施設整備の対象外です。さらに、法令上の義務部分は対象外または義務超過部分のみ対象になるため、どこまでが補助対象かを図面段階で切り分ける必要があります。23
Q14. 申請前に無料で相談できる仕組みはありますか。
A. 東京都は無料セミナーと無料アドバイザー派遣を実施しています。アドバイザー派遣では、施設整備、客室整備、備品購入、情報発信、補助金利用に関する助言を受けられます。工事方針や優先順位がまだ固まっていない段階なら、先に使う意味があります。6
まとめ
東京都の宿泊施設バリアフリー化支援補助金は、東京のホテル、旅館、簡易宿所が施設整備、客室整備、備品購入、コンサルティング、実施設計を進める際に使える制度です。令和7年度は、延床面積1,000㎡の区分と客室整備の四区分を正しく読むことが、最初の分かれ道になります。123
申請実務では、主要経路の考え方、図面と見積の整合、交付決定前着手の禁止、実績報告の証憑管理が重要です。制度要件ではありませんが、無料のアドバイザー派遣やセミナーを早めに活用し、改修内容と情報発信の方針を先に固めておくと進めやすくなります。まずは面積区分、申請区分、改修部屋数、導線図面の四点を整理し、そのうえで公募ページと申請の手引きを開いて書類準備に入るのがよい順番です。36
執筆者:補助金検索Flash 士業編集部
補助金・助成金の活用法からAI導入、業務の生産性向上まで、中小企業の経営に役立つ情報を士業の専門家チームがわかりやすく解説します。
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中小企業向けの災害復旧支援として知られるグループ補助金は、復興事業計画の認定と、各構成員の交付申請が別々に動くため、単独申請型の補助金よりも準備の順番が大切になります。 補助率や対象経費だけでなく、修繕と建替の線引き、賃貸物件の扱い、写真や罹災証明のそろえ方まで押さえると、手戻りを減らしやすくなります。 | 項目 | 内容 | | ----------- | ---------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- | | 制度名 | 福島県中小企業等グループ施設等復旧整備補助事業 | | 対象年度/公募回 | 令和7年度 第63次公募 一般枠 と 第64次公募 特別枠[^1][^3][^4] | | 最終更新日 | 2026年3月18日 | | 所管/実施機関/事務局 | 所管・実施は福島県商工労働部経営金融課(グループ補助金担当)です。交付決定は福島県知事が行います[^3][^4][^5] | | 補助上限額/補助率 | 補助上限額は、今回確認できた令和7年度福島県の一次資料で明示箇所を確認できませんでした。補助率は一般枠が補助対象経費の4分の3以内、特別枠は中小企業者が4分の3以内、中小企業者以外が2分の1以内です[^3][^4][^5] | | 申請期間 | 公募期間は令和7年4月7日から令和7年10月31日までで、令和7年度公募受付は終了しています。補助事業計画書は1回目が5月23日、2回目が10月17日締切でした[^1][^3][^4] | | 公式一次資料 | [公募ページ 2026年1月更新 HTML](https://www.pref.fukushima.lg.jp/sec/32011b/group00.html) / [手続きページ 2026年1月更新 HTML](https://www.pref.fukushima.lg.jp/sec/32011b/group01.html) / [公募要領 第63次 2025年4月版 PDF](https://www.pref.fukushima.lg.jp/uploaded/attachment/683648.pdf) / [公募要領 第64次 2025年4月版 PDF](https://www.pref.fukushima.lg.jp/uploaded/attachment/683660.pdf) / [交付要綱 2024年7月18日版 PDF](https://www.pref.fukushima.lg.jp/uploaded/attachment/643547.pdf) / [審査のポイント 第63次 2025年4月版 PDF](https://www.pref.fukushima.lg.jp/uploaded/attachment/683664.pdf) / [審査のポイント 第64次 2025年4月版 PDF](https://www.pref.fukushima.lg.jp/uploaded/attachment/683665.pdf) | | 免責 | 申請可否や経費判断は、当該年度の募集要領・交付要綱等と事務局の案内で最終確認してください。 |
グローバルニッチトップ助成事業の申請要件と対象経費
東京都のグローバルニッチトップ助成事業は、都内中小企業が海外で知的財産を固めながら事業展開を進める段階で使う助成事業です。入口段階の幅広い知財助成とは違い、すでに東京都や公社の既存事業で表彰、助成、支援を受けていることと、対象となる技術や製品に係る権利化まで済んでいることが大きな前提になります。 今回確認できた詳細な公式一次資料は令和7年度公募で、申請方法、必要書類、対象経費、採択後の報告義務までかなり細かく示されています。次回公募では日程や様式が変わることがあるため、実際に申請するときはその年度の資料を見直してください。[^1][^2][^3] | 項目 | 内容 | | ----------- | ----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- | | 制度名 | グローバルニッチトップ助成事業 | | 対象年度/公募回 | 令和7年度公募 | | 最終更新日 | 2026年3月18日 | | 所管/実施機関/事務局 | 東京都 / 公益財団法人東京都中小企業振興公社 / 東京都知的財産総合センター[^1][^2] | | 補助上限額/補助率 | 助成限度額1,000万円 3期通算 / 助成率1/2以内[^1][^2] | | 助成対象期間 | 令和7年4月1日から最長令和9年12月31日まで 第1期から第3期の三区分[^2] | | 申請期間 | 令和7年6月16日から7月15日17時まで 募集終了[^1][^2] | | 公式一次資料 | [公募ページ 2025年7月15日更新 HTML](https://www.tokyo-kosha.or.jp/chizai/josei/nichetop/index.html) / [募集要項 2025年5月1日版 PDF](https://www.tokyo-kosha.or.jp/chizai/josei/nichetop/udaenk0000007tjz-att/r7_nichetop_bosyuuyoukou_20250501.pdf) / [電子申請マニュアル Ver2.0 2025年5月16日版 PDF](https://www.tokyo-kosha.or.jp/chizai/josei/nichetop/udaenk0000007tjz-att/denshishinseimanyuaru_250516.pdf) / [助成金申請書及び記入例 2025年4月版 ZIP](https://www.tokyo-kosha.or.jp/chizai/josei/nichetop/udaenk0000007tjz-att/r7_nichetop_kouhu_sinnseisyo_202504.zip) / [様式集 2025年4月23日版 ZIP](https://www.tokyo-kosha.or.jp/chizai/josei/nichetop/udaenk0000007tjz-att/nichetop_youshiki_20250423.zip) / [活用状況報告書 2026年2月版 Word](https://www.tokyo-kosha.or.jp/chizai/josei/nichetop/udaenk0000007tjz-att/07_katsuyou_nichetop_202602.doc) | | 免責 | 申請可否や経費判断は、当該年度の募集要領・交付要綱等と事務局の案内で最終確認してください。 |
Buy TOKYO推進活動支援事業補助金の要点と申請準備
Buy TOKYO推進活動支援事業補助金は、東京らしさのある商品を国内外へ広げたい事業者に向いた制度です。補助金だけでなく、専門家による伴走支援まで組み込まれている点が大きな特徴で、単なる広告費補助ではありません。 令和7年度公募では、初年度1,000万円、次年度600万円を上限に、東京都産品の販売やPRに関する新たな取組を支援していました。令和7年度の申込期間はすでに終了していますが、次回公募に備えるなら、商品が東京都産品に当てはまるか、新たな取組といえるか、経費を証憑まで含めて補助対象期間内で完結できるかを先に確認しておくと動きやすくなります。[^1][^2] | 項目 | 内容 | | ----------- | ---------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- | | 制度名 | Buy TOKYO推進活動支援事業補助金 | | 対象年度/公募回 | 令和7年度公募 | | 最終更新日 | 2026年3月18日 | | 所管/実施機関/事務局 | 東京都 産業労働局 商工部 経営支援課 / Buy TOKYO推進活動支援事務局 / 受託運営 株式会社パソナ | | 補助上限額/補助率 | 初年度 1,000万円・2/3以内 / 次年度 600万円・1/2以内 | | 申請期間 | 事前エントリー 2025年4月15日14時〜4月30日17時 / 事業申込 2025年5月1日10時〜6月13日17時 | | 公式一次資料 | [公募ページ 2025年度](https://buy-tokyo.metro.tokyo.lg.jp/about) / [公募要領 2025年度 PDF](https://buy-tokyo.metro.tokyo.lg.jp/wp-content/themes/bytokyo/pdf/buytokyo_kobo2025.pdf) / [電子申請マニュアル 2025年度 PDF](https://buy-tokyo.metro.tokyo.lg.jp/wp-content/themes/bytokyo/pdf/shinsei_manual2025.pdf) / [お問い合わせページ](https://buy-tokyo.metro.tokyo.lg.jp/contact) | | 免責 | 申請可否や経費判断は、当該年度の募集要領・交付要綱等と事務局の案内で最終確認してください。 |
サイバーセキュリティ対策促進助成金を公式資料で確認
東京都のサイバーセキュリティ対策促進助成金は、都内の中小企業者などがサイバー攻撃対策のために設備やクラウドサービスを導入する際の費用を支援する制度です。 2026年3月18日時点で公社サイトの申請受付は終了しており、確認できる最新の公的な一次資料は令和7年度第3回募集に関するものです。上限額や補助率は比較的読み取りやすい一方で、SECURITY ACTION 二つ星、対象経費の線引き、見積書の作り方、完了後の証憑管理まで押さえないと申請でつまずきやすい制度でもあります。 現時点で確認できる公式ページとPDFを起点に、対象者、対象経費、審査、必要書類、次回公募に備える準備まで順に整理します。 | 項目 | 内容 | | ----------- | ------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- | | 制度名 | サイバーセキュリティ対策促進助成金[^1][^2] | | 対象年度 公募回 | 令和7年度 第3回募集。第3回の助成対象期間は令和8年4月1日から7月31日です。2026年3月18日時点で東京都中小企業振興公社の令和8年度助成金一覧には本助成金の募集要項掲載を確認できず、現時点で参照できる最新資料は令和7年度資料です[^1][^11] | | 最終更新日 | 2026年3月18日 | | 所管 実施機関 事務局 | 東京都の中小企業における危機管理対策促進事業として、公益財団法人東京都中小企業振興公社が実施。問い合わせ先は企画管理部設備支援課 業務担当、電話03-3251-7889です[^2][^7] | | 補助上限額と補助率 | 通常申請は上限1,500万円、申請下限額10万円、助成率は助成対象経費の2分の1以内です。標的型メール訓練のみの申請は上限50万円、下限10万円です[^1][^2] | | 申請期間 | 令和7年度第3回は令和8年1月7日9時から1月14日17時までです。公社ページでは申請受付終了の案内になっています[^1][^2] | | 公式一次資料 | [公募ページ](https://www.tokyo-kosha.or.jp/support/josei/setsubijosei/cyber.html) / [募集要項 令和7年度第3回募集 PDF](https://www.tokyo-kosha.or.jp/support/josei/setsubijosei/rmepal0000023ny0-att/r7_3cyb_youkou.pdf) / [必要書類編 令和7年度版 PDF](https://www.tokyo-kosha.or.jp/support/josei/setsubijosei/rmepal0000023ny0-att/r7_cyb_hituyou.pdf) / [審査の視点 令和7年度版 PDF](https://www.tokyo-kosha.or.jp/support/josei/setsubijosei/rmepal0000023ny0-att/r7_cyb_shinsa.pdf) / [電子申請マニュアル ver.2.5 2025年4月10日 PDF](https://www.tokyo-kosha.or.jp/support/josei/setsubijosei/rmepal0000023ny0-att/cybmanual.pdf) / [申請書記入例 令和7年度第3回募集 PDF](https://www.tokyo-kosha.or.jp/support/josei/setsubijosei/rmepal0000023ny0-att/r7_3cyb_rei.pdf) / [2ページ案内 令和7年度版 PDF](https://www.tokyo-kosha.or.jp/support/josei/setsubijosei/rmepal0000023ny0-att/r7_cyb_pf.pdf) / [専門家派遣募集要項 令和7年度版 PDF](https://www.tokyo-kosha.or.jp/support/josei/setsubijosei/rmepal0000023ny0-att/r7_kihonhoushin.pdf) | | 免責 | 申請可否や経費判断は、当該年度の募集要領・交付要綱等と事務局の案内で最終確認してください。 |
BCP実践促進助成金の申請ポイント
東京都のBCP実践促進助成金は、策定済みのBCPを実行に移すための物品や設備の導入を後押しする制度です。現時点で公社ページに掲載されている公式一次資料は令和7年度第3回募集分で、公社ページでは申請受付終了と案内されています。 これから備える場合は、次回公募の有無を待つだけでなく、BCP本文、数量根拠、見積、設置場所資料を先にそろえておくと動きやすくなります。単独型と連携型で入口の要件が異なるため、最初に区分を誤らないことが重要です。[^1][^2][^3] | 項目 | 内容 | | ----------- | ------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------ | | 制度名 | 中小企業における危機管理対策促進事業 BCP実践促進助成金[^1][^2] | | 対象年度/公募回 | 令和7年度 第3回募集[^1][^2][^3] | | 最終更新日 | 2026年3月18日 | | 所管/実施機関/事務局 | 公益財団法人東京都中小企業振興公社 / 企画管理部 設備支援課[^1] | | 補助上限額/補助率 | 単独型は中小企業者1/2以内、小規模企業者2/3以内。連携型は1/2以内。助成限度額は1,500万円で、申請下限額は10万円。基幹システムのクラウド化は1,500万円の内数で上限450万円です。[^1][^2][^3] | | 申請期間 | 第1回は令和7年5月14日9時から5月20日17時、第2回は令和7年9月10日9時から9月17日17時、第3回は令和8年1月7日9時から1月14日17時です。公社ページでは申請受付終了と案内されています。[^1][^2][^3] | | 公式一次資料 | [公募ページ 2026年3月確認 HTML](https://www.tokyo-kosha.or.jp/support/josei/setsubijosei/bcp.html) / [募集要項 単独型 令和7年度第3回 PDF](https://www.tokyo-kosha.or.jp/support/josei/setsubijosei/rmepal0000023lo1-att/r7_3bcp_youkou.pdf) / [募集要項 連携型 令和7年度第3回 PDF](https://www.tokyo-kosha.or.jp/support/josei/setsubijosei/rmepal0000023lo1-att/r7_3bcpren_youkou.pdf) / [必要書類編 令和7年度 PDF](https://www.tokyo-kosha.or.jp/support/josei/setsubijosei/rmepal0000023lo1-att/r7_bcp_hituyousyorui.pdf) / [対象物品設備編 令和7年度 PDF](https://www.tokyo-kosha.or.jp/support/josei/setsubijosei/rmepal0000023lo1-att/r7_bcp_taisyou.pdf) / [電子申請マニュアル 2025年4月10日版 PDF](https://www.tokyo-kosha.or.jp/support/josei/setsubijosei/rmepal0000023lo1-att/bcpmanual.pdf) / [小規模企業者確認書 令和7年度 Word](https://www.tokyo-kosha.or.jp/support/josei/setsubijosei/rmepal0000023lo1-att/bcpsyoukibokakunin.doc) | | 免責 | 申請可否や経費判断は、当該年度の募集要領・交付要綱等と事務局の案内で最終確認してください。 |
情報バリアフリー役務提供事業推進助成金の申請ガイド
情報バリアフリー役務提供事業推進助成金は、身体障害者が通信や放送を利用しやすくなる役務の提供や開発を支援する助成金です。[^2]申請では、支援したい利用者像とニーズを客観資料で示し、年度末までに実行できる計画と経費根拠をそろえることが重要です。[^2] 一方で、助成金は精算払いが原則で、経理証拠書類の不足や期間外の支出は、そのまま減額や不交付につながります。[^2][^6] 本稿は令和8年度の公募案内と経理資料をもとに、対象事業、上限額、対象経費、申請の流れを実務目線で整理します。[^1][^2][^6] | 項目 | 内容 | | --------------------- | --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- | | 制度名(正式名称) | 情報バリアフリー役務提供事業推進助成金 | | 対象年度/公募回 | 令和8年度公募 | | 最終更新日 | 2026年2月25日 | | 所管/実施機関/事務局 | 実施機関/事務局:国立研究開発法人 情報通信研究機構(NICT) デプロイメント推進部門 情報バリアフリー推進室 / 関係機関:総務省 | | 補助上限額/補助率(類型差) | 同一事業の初回助成:助成対象経費の3分の2または2,000万円のいずれか低い額、2回目以降:助成対象経費の2分の1または1,500万円のいずれか低い額 | | 申請期間(開始/締切) | エントリー:令和8年1月19日〜2月12日正午 / 申請受付:令和8年2月13日〜3月13日17時必着 | | 公式一次資料(PDF/Word)のリンク集 | [公募ページ 令和8年度 公式](https://www.nict.go.jp/info-barrierfree/nict/promote/index.html) / [公募案内 令和8年度 PDF](https://www.nict.go.jp/info-barrierfree/nict/promote/doc/koubo.info.pdf) / [公募案内 別添 令和8年度 PDF](https://www.nict.go.jp/info-barrierfree/nict/promote/doc/kouboinfo_2.pdf) / [助成金交付要綱 PDF](https://www.nict.go.jp/info-barrierfree/nict/promote/doc/zyoseikin_kouhuyoukou.pdf) / [申請書類 様式 Word](https://www.nict.go.jp/info-barrierfree/nict/promote/doc/sinse.docx) / [申請書類チェックシート Excel](https://www.nict.go.jp/info-barrierfree/nict/promote/doc/sinse_checksheet.xlsx) / [事務経理処理事項書 PDF](https://www.nict.go.jp/info-barrierfree/nict/promote/doc/jimu.keiri_jikousho.pdf) / [事務経理処理マニュアル PDF](https://www.nict.go.jp/info-barrierfree/nict/promote/doc/jimu.keirishori.manual_r8zantei.pdf) | | 免責 | 申請可否や経費判断は、当該年度の募集要領・交付要綱等と事務局の案内で最終確認してください。 |
