ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)実証事業を公式資料で確認
経済産業省のZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)実証事業は、大規模な民間非住宅建築物を対象に、ZEB化に必要な高性能建材や設備の導入費を支援する事業です。令和7年度の公募要領で確認すると、新築は延べ面積1万㎡以上、既存建築物は延べ面積2,000㎡以上が入口になっています。一方で、地方公共団体の建築物や新築2,000㎡以上1万㎡未満の業務用建築物などは、連携する環境省事業の対象です。
申請の成否を分けやすいのは、建物の切り分け、ZEBプランナーの関与、BELS等の第三者認証、BEMSの要件、そして交付決定前に契約しない運び方です。
ここでは令和7年度の公募要領、手引き、FAQをもとに、申請前に確認したい実務ポイントまでまとめます。1234
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 制度名 | 令和7年度 住宅・建築物需給一体型等省エネルギー投資促進事業費 ネット・ゼロ・エネルギー・ビル実証事業15 |
| 対象年度/公募回 | 令和7年度 一次公募 二次公募6 |
| 最終更新日 | 2026年3月2日 |
| 所管/実施機関/事務局 | 経済産業省 資源エネルギー庁 / 一般社団法人 環境共創イニシアチブ ZEB事務局62 |
| 補助上限額/補助率 | 補助対象経費の3分の2以内 / 上限5億円 年 / 複数年度事業の事業全体上限10億円54 |
| 申請期間 | 一次公募 2025年6月11日から2025年7月9日17時まで / 二次公募 2025年9月5日から2025年9月26日17時まで654 |
| 公式一次資料 | 公募ページ / 事業概要パンフレット 2025年6月版 PDF / 公募要領 一次公募 2025年6月20日版 PDF / 公募要領 二次公募 2025年9月版 PDF / 交付申請の手引き 一次公募 2025年5月版 PDF / 交付申請の手引き 二次公募 2025年9月版 PDF / 交付規程 PDF / FAQ 公式ページ / 交付申請書 XLSX / 交付申請書 別添 XLSX |
| 免責 | 申請可否や経費判断は、当該年度の募集要領・交付要綱等と事務局の案内で最終確認してください。 |
制度の全体像
どの建築物を後押しする事業か
ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)実証事業の目的は、ZEBの構成要素になる高性能建材や高性能設備機器などを導入する民間の大規模建築物を支援し、その導入情報や運用実績を蓄積して広げることにあります。パンフレットでも、公募要領でも、新築は延べ面積1万㎡以上、既存建築物は増築、改築、設備改修を含めて延べ面積2,000㎡以上が基本条件です。123
対象になる用途は、事務所、ホテルや旅館、病院、老人ホームや福祉ホーム、百貨店やマーケット、学校、図書館や博物館、公益性のある体育館や公会堂、集会場などです。逆に、工場、倉庫、飲食店、集合住宅、寮、戸建住宅、別荘などは補助対象外建築物の例に入っています。ZEBという言葉だけが広く使われるため、どの建物でも利用できると受け取られがちですが、この事業は用途と規模の条件がかなり明確です。最初に建物用途と延べ面積を切り分けることが大切です。12
| 観点 | 確認ポイント |
|---|---|
| 新築 | 延べ面積1万㎡以上の民間非住宅建築物が対象です。13 |
| 既存建築物 | 増築 改築 設備改修を含み、延べ面積2,000㎡以上が対象です。14 |
| 主な用途 | 事務所 ホテル 病院 老人ホーム 福祉ホーム 百貨店 学校 図書館 博物館 公益性のある体育館などです。1 |
| 対象外の代表例 | 工場 倉庫 飲食店 集合住宅 戸建住宅 別荘などです。1 |
対象用途に当てはまりそうでも、混合用途の建築物では評価対象の切り方が難しくなることがあります。非住宅部分全体で延べ面積1万㎡以上ある建築物なら、一部用途だけを評価対象にして申請できる場面がありますが、その場合も最も延べ面積比率が高い用途がZEBになることなどの条件があります。判断に迷うケースでは、建築確認申請上の用途区分と、WEBプログラムで評価する範囲を早い段階でそろえておく必要があります。1
似た制度との取り違えに注意
この事業で最も起きやすい誤解は、環境省側のZEB支援メニューとの取り違えです。令和7年度の公募要領は、環境省が実施する建築物等のZEB化 省CO2化普及加速事業との連携を前提にしており、地方公共団体の建築物、延べ面積2,000㎡未満の業務用建築物、新築で延べ面積2,000㎡以上1万㎡未満の業務用建築物などは、経済産業省側のこの事業には申請できません。これらは環境省側の対象です。15
つまり、民間の大規模案件を経済産業省のZEB実証事業が受け持ち、公共建築物や比較的小さい案件を環境省側が受け持つ形です。建築主が地方公共団体か民間か、新築か既存か、延べ面積はいくつか、この三つで大枠が決まります。とくに新築で8,000㎡前後の案件は、ZEBに取り組む点では同じでも申請先が異なるため、初回相談の段階で所管を誤ると準備がやり直しになりやすいです。15
支援内容と対象経費
補助率と上限額
令和7年度のパンフレットと公募要領では、補助率は補助対象経費の3分の2以内、補助金額の上限は1年度あたり5億円です。複数年度事業は事業全体で10億円が上限です。補助率が高く見える一方で、3分の2が掛かるのは事業全体の総工費ではなく、公募要領で認められた補助対象経費だけです。建物本体の一般的な仕様、対象外の配管や配線、交付決定前に契約した分などは外れます。23
事業期間は、単年度、2年度、3年度のいずれかで申請できます。二次公募の公募要領では、単年度は交付決定日から2026年1月25日まで、2年度事業は2027年1月25日まで、3年度事業は2028年1月25日までに完了させる日程です。複数年度で申請できるのは、単年度での実施が難しく、各年度の経費と実施内容を明確に区分した計画を持つ場合に限られます。単に支払いだけを翌年度へ回す形では通りません。FAQでも、2年目が支払いだけの計画は認められない考え方が分かります。24
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 補助率 | 補助対象経費の3分の2以内です。23 |
| 上限額 | 1年度あたり5億円、複数年度事業の事業全体上限は10億円です。2 |
| 単年度の完了期限 | 二次公募要領では2026年1月25日までです。2 |
| 2年度事業の完了期限 | 二次公募要領では2027年1月25日までです。2 |
| 3年度事業の完了期限 | 二次公募要領では2028年1月25日までです。2 |
| 複数年度の前提 | 単年度で難しいこと、年度ごとの経費と実施内容が明確であることが必要です。24 |
複数年度にすると、年度の切れ目で工事を止めずに進めやすい反面、年度ごとの色分け図面、年次別の概略予算書、各年度で何を実施するかの説明が厳密に求められます。設備だけを1年目に入れて工事を2年目に回す案件では、図面と機器表の色分けや工事のみの注記まで手引きに沿って整える必要があります。大型案件ほど複数年度になりやすいですが、書類の手間は単年度より確実に重くなります。6
補助対象経費
補助対象経費は、大きく設計費、設備費、工事費に分かれます。設計費では、建築と設備の実施設計、ZEB Oriented以上のBELS等第三者認証取得費、標準仕様とZEB仕様の掛かり増し費用を出すための追加的な設計や積算に関わる費用が主な対象です。設備費では、高性能建材、空調、換気、照明、給湯、BEMS、蓄電システムなどが入ります。工事費は、補助対象設備を導入するために不可欠な工事に限られます。123
ただし、同じ設備カテゴリでも、どこまでが対象かは細かく決まっています。たとえば空調設備は、本体や制御機器が対象でも、ダクト、配管、動力配線、一般的なオプションは対象外です。給湯でも、ヒートポンプ給湯機本体や貯湯タンク、制御機器は対象ですが、給湯配管や動力配線は対象外です。外皮関係では、遮熱塗料、断熱材、Low-Eガラスなどが対象になる場面でも、BPIが0.8以下であることが条件です。LED照明も、在室制御、明るさ制御、タイマースケジュール制御のいずれかを備えた高効率設備に限られます。24
| 費目 | 含まれる例 | 外れやすい例 |
|---|---|---|
| 設計費 | 実施設計 BELS等認証取得費 掛かり増し費用算出のための追加設計や積算費用14 | 交付決定前に契約した設計費 一般的な基本設計費の全額計上4 |
| 設備費 | 高性能建材 空調 換気 照明 給湯 BEMS 蓄電システムなど12 | ダクト 配管 動力配線 一般的な付帯オプションなど24 |
| 工事費 | 補助対象設備の導入に不可欠な工事12 | 建築躯体の一般工事 対象設備と切り分けられない工事24 |
| 蓄電システム | 再エネと連携する蓄電システムなど24 | 蓄電システムと未評価技術22の合計が補助対象経費全体の20パーセントを超える部分46 |
設備の選び方でとくに注意したいのは、要件を満たす機器であっても、証明資料が不足すると対象経費として認められにくい点です。手引きでは、該当ページを抜粋したカタログ、仕様書、機器番号のマーキング、BEMSの要件を確認できる資料、未評価技術の導入範囲の根拠資料などが求められます。対象設備に入るかどうかは、設備の名称だけでなく、性能、制御内容、図面上の位置、計量計画まで含めて確認されます。6
申請できる事業者と建築物
申請者の範囲
申請者になれるのは、建築主等の所有者だけではありません。公募要領では、建築主等、シェアード セービングス方式のESCO事業者、リース事業者、アグリゲーター等が補助対象事業者です。ただし、ESCO、リース、アグリゲーターが申請する場合は、建築主等との共同申請が前提です。所有者と切り離して単独で進める制度ではありません。123
リースはすべて認められるわけではなく、FAQではファイナンスリースだけが対象で、オペレーティングリース、転リース、残価設定付きリースは対象外です。ESCOも、FAQではギャランティード セービングス方式は共同申請者になれず、シェアード セービングス方式が前提です。契約案や料金計算書まで審査対象になるため、スキームを使う案件ほど早めに契約条件を固める必要があります。46
建物の条件
公募要領上の交付要件を満たすには、建物規模だけでなく、申請主体や立地、データ開示の考え方までそろっている必要があります。申請者は日本国内で事業を営む個人事業主または法人などで、国内の建築物へ補助対象システムを導入することが前提です。さらに、補助対象建築物のZEBに資する設計情報と、事業完了後の運用実績の公開や報告に同意する必要があります。匿名で導入だけして終える制度ではありません。12
既存建築物では、申請時点で建物がすでに存在していても申請はできますが、既存設備の概要や過去12か月分のエネルギー使用量を中間報告までに提出する必要があります。ここを後回しにすると、採択後にデータがそろわず詰まりやすいです。管理会社が電力とガスの請求データを持っているか、テナント別メーターがどうなっているかは、早期に確認しておきたい論点です。14
交付要件
この事業の交付要件は数が多いのですが、申請前に必ず押さえたいのは次の項目です。まず、標準仕様とZEB仕様の差額、つまり掛かり増し費用の算出結果を提出することです。次に、ZEBプランナーが関与していることが必要で、登録フェーズ2のZEBプランナーとして登録済み、または申請中でなければなりません。さらに、建築物全体または一部について、BELS等の第三者認証で『ZEB』、Nearly ZEB、ZEB Ready、ZEB Orientedのいずれかを取得する必要があります。123
加えて、公益社団法人空気調和 衛生工学会が公表するWEBPRO未評価技術23項目のうち、要件を満たす技術を1項目以上導入すること、要件を満たすBEMSを導入すること、未評価技術の効果を含めた計測 記録ができるエネルギー計量計画にすることも必要です。外皮性能についてはPAL*の要件も求められます。交付決定後は、ZEBリーディング オーナー登録を完了し、事業完了後は5年間のプラットフォーム報告と、2年間の実施状況報告を行います。設備改修のみの既存建築物は実施状況報告が1年です。123
| 要件 | 押さえる内容 |
|---|---|
| 公開と報告への同意 | 設計情報や完了後の実施状況の開示 公表に同意することが必要です。13 |
| 掛かり増し費用の算出 | 標準仕様とZEB仕様の差額を算出し、SII指定期限までに提出します。13 |
| ZEBプランナー | 関与が必須で、登録フェーズ2の登録済みまたは申請中が必要です。14 |
| 第三者認証 | BELS等で『ZEB』 Nearly ZEB ZEB Ready ZEB Orientedのいずれかを取得します。13 |
| 未評価技術 | WEBPRO未評価技術23項目のうち要件を満たす技術を1項目以上導入します。12 |
| BEMS | 要件を満たすBEMSと、未評価技術の効果を含めた計量計画が必要です。124 |
| 完了後の義務 | ZEBリーディング オーナー登録、5年間のプラットフォーム報告、実施状況報告が必要です。12 |
この要件群は、建築計画、設備計画、認証、運用データ、情報公開まで一体で見ている点に特徴があります。単に省エネ性能の高い機器を買うだけでは足りません。建築主、設計者、設備業者、BELSの評価機関、ZEBプランナー、BEMSベンダーが別々に動く案件ほど、誰がどの証憑を出すのかを申請前に決めておく必要があります。これは制度要件ではありませんが、実務上は役割分担表を先に作ると書類の取り違えを減らせます。746
審査で見られる視点
書類審査の進み方
令和7年度の公募要領では、SIIが一般公募を行い、原則としてjGrantsで申請します。申請内容に不備や不足がある場合は原則受理しません。さらに、提出された申請書類を審査し、必要に応じてヒアリングを行う場合があります。書類審査だけで終わると決め打ちしない方が安全です。過年度の情報だけで準備すると、この点で認識がずれやすいです。826
審査方法も明確で、学識経験者を含む関係分野の専門家で構成された審査委員会に諮って選定します。審査の継続が不可能になるレベルの不備、不足、誤りがある場合は不採択です。つまり、性能が高い提案であっても、予算書と参考見積書が一致しない、図面とWEBプログラム算定結果の整合が取れていない、共同申請者分の登記や財務資料が抜けている、といった初歩的な不整合で落ちる余地があります。26
評価項目
基礎評価では、ZEB達成度、大幅な省エネルギー化と再生可能エネルギー導入によるエネルギー自立度、経済性、事業の継続性、モデル性、評価分析手法などが見られます。資金調達計画が適切で、少なくとも直近決算で債務超過でないことも確認対象です。補助対象経費は標準価格などを参考にして算定されているか、他の国庫補助金と重複していないかも確認されます。2
加点評価もあります。WEBPRO未評価技術23項目のうち導入実績が少ない技術を使う案件、評価対象面積1㎡あたり0.02kW以上の太陽光発電設備を導入する案件、経営革新計画の認定を受けた企業、パートナーシップ構築宣言を公表している企業などは評価対象になります。単に最低要件を満たすだけでなく、実証としての広がりや新規性まで見られる形です。2
| 審査の観点 | 見られる内容 |
|---|---|
| 形式面 | 不備 不足 誤りがあると受理されない、または審査継続不可として不採択になります。2 |
| 技術面 | ZEB達成度 省エネ性 再エネ導入 未評価技術の導入内容 BEMS計量計画などです。2 |
| 事業面 | 資金調達計画 継続性 モデル性 費用対効果が見られます。2 |
| 加点面 | 導入実績が少ない未評価技術 太陽光 経営革新計画 パートナーシップ構築宣言などです。2 |
令和7年度は、公募ページ上で一次公募9件、二次公募5件の交付決定が公表されています。件数だけで採択難易度を単純比較することはできませんが、案件数が多くない分、書類の整合性と事業の位置づけを丁寧に伝える必要があります。8910
申請準備の進め方
申請前に固める順番
ZEB実証事業は、補助金の中でも準備の順番が重要です。最初にやるべきことは、建物が経済産業省側の対象かどうかの判定です。ここで環境省側の案件だったと後から分かると、使う公募要領も様式も変わります。次に、評価対象範囲、主用途、延べ面積、工事種別を確定し、ZEBプランナーと第三者認証の見通しを立てます。その後に、WEBプログラム算定、未評価技術の選定、BEMS計量計画、参考見積書の作成へ進む流れが無理がありません。1275
電子申請の準備も早めに進める必要があります。手引きではGビズIDプライムの取得に2週間程度かかる場合があるため、早めに対応するよう案内しています。また、共同申請の場合はjGrantsで申請できないため、申請方法を早めにSIIへ確認する必要があります。共同申請案件で締切直前にこの事実へ気づくと、提出経路の調整だけで時間を失います。86
| 準備の順番 | 確認すること | 遅らせると起きやすいこと |
|---|---|---|
| 対象判定 | 所管 申請先 用途 延べ面積 新築か既存か15 | 申請先の取り違え |
| 計画の骨格 | 評価対象範囲 主用途 工事種別 ZEB区分12 | 図面と算定結果の不一致 |
| 体制づくり | ZEBプランナー BELS評価機関 設備ベンダー BEMSベンダー14 | 認証や計量計画の遅れ |
| 数値づくり | WEBプログラム 掛かり増し費用 参考見積書17 | 予算書の整合不良 |
| 申請実務 | GビズID jGrants 共同申請の提出方法86 | 締切直前の提出不能 |
この順番のどこかが逆転すると、図面はできているのにBELSの想定区分が違う、参考見積書はあるのに補助対象外部分を切り分けていない、という状態になりやすいです。これは制度要件ではありませんが、実務上は、建築側と設備側の担当者だけでなく、経理担当も早めに入れておくと予算の切り分けが安定します。76
公募から交付決定まで
令和7年度の公募期間は、一次公募が2025年6月11日から7月9日17時まで、二次公募が2025年9月5日から9月26日17時までです。申請者は公募要領を確認し、必要事項をjGrantsへ入力したうえで、エクセル様式とPDFの添付書類をアップロードして提出します。共同申請案件はこの流れが変わるため、SIIの案内に従う必要があります。826
提出後は、SIIが書類を確認し、必要があればヒアリングを実施します。交付決定の前に発注、契約、着工済みの部分を進めてしまうと、その部分は補助対象になりません。手引きでも、交付決定前に発注等を完了させた事業は交付対象外です。既に建物全体の工事が進んでいても、補助対象とする設備や設計契約のタイミング次第で扱いが変わるため、契約書の日付管理は厳格に行う必要があります。46
交付決定後に残る義務
交付決定後も、やることは多く残ります。BELS等の第三者認証を指定期限までに取得し、ZEBリーディング オーナー登録を完了し、実績報告を提出し、その後のプラットフォーム報告や実施状況報告まで続きます。既存建築物では、中間報告までに過去12か月分のエネルギー使用量と改修前設備の概要を提出します。導入後の運転データを残せるように、BEMSのメーター計画やCSV仕様まで見据えておく必要があります。124
提出書類の考え方
共通で必要になりやすい書類
交付申請の手引きでは、様式本体だけでなく、技術資料と法人資料の双方を求めています。共通で必要になりやすいのは、交付申請書、実施計画書、概略予算書、参考見積書、システム概念図、WEBPRO未評価技術のシステム概念図、エネルギー計量計画図、会社概要書、発行後3か月以内の商業登記簿、直近3年分の財務諸表、建物登記簿、建築確認済証、建築確認申請書の第一面から第五面、土地登記簿などです。6
図面関係も多く、建物案内図、配置図、建物概要、各階平面図、立面図、断面図または矩計図、屋根伏図または屋上平面図などが必要です。手引きは、方位、縮尺、断熱材の位置と仕様、対象建物のマーキング、複数用途なら用途別延べ床面積一覧まで確認しています。要は、建物のどこを評価し、どこに何を入れ、どこを補助対象として切り分けるのかが、第三者にも分かる書類でなければなりません。6
| 書類区分 | 主な書類 | 見落としやすい点 |
|---|---|---|
| 申請様式 | 交付申請書 実施計画書 概略予算書6 | 様式間の金額と申請者名の不一致 |
| 技術資料 | 参考見積書 システム概念図 未評価技術概念図 計量計画図 WEBプログラム算定結果6 | 図面と算定結果の評価範囲がずれること |
| 法人資料 | 会社概要書 商業登記簿 財務諸表6 | 共同申請者全員分が必要なこと |
| 不動産資料 | 建物登記簿 建築確認済証 建築確認申請書 土地登記簿6 | 発行後3か月以内などの期限要件 |
提出書類の大半は、単体で正しくても、横並びで比べると食い違いが出ます。住所表記、商号、代表者名、延べ面積、完了予定日、予算額、評価対象範囲のすべてが一致しているかを、提出直前に見直すことが欠かせません。手引きのチェックシートは提出不要ですが、実務ではそのまま社内確認表として使うと漏れを防ぎやすいです。6
条件付きで追加する書類
ESCO、リース、アグリゲーター、土地賃貸などのスキームを使う場合は、追加資料が増えます。ESCO契約書案、ESCOサービス料計算書、リース契約書案、リース料計算書、アグリゲーター契約書案、土地賃貸契約書、ISO50001登録証、ISO14000シリーズ登録証などが典型です。契約書案では、補助金の交付を前提とした条項、管理責任、料金算定の根拠などを明確にする必要があります。6
とくに料金計算書は、補助金がある場合とない場合を比較し、元本、金利、固定資産税、保険料、手数料などの内訳まで示す形です。契約書だけあれば足りるわけではありません。導入後の補助金相当額が利用者側へ適切に還元されるかまで確認されるため、営業資料をそのまま出すだけでは不足しやすいです。16
既存建築物で早めに集めるもの
既存建築物では、過去12か月分の電気やガスなどの使用量データ、改修前設備の一覧、既存図面、撤去を含む工事範囲の説明資料を早めに集めてください。補助金の対象設備は新しく入れる設備ですが、実証事業としては改修前後の比較も重視します。既存データが欠けると、中間報告や実施状況報告の段階で説明が難しくなります。14
これは制度要件ではありませんが、実務上は、管理会社、ビルメンテナンス会社、エネルギー供給会社のどこが原本データを持っているかを、申請前に確認しておくと安全です。大規模ビルでは、電力はそろってもガスと給湯のデータが散らばっていることがあります。工事前の段階で収集先を一覧化しておくと、採択後の報告負担を抑えやすくなります。4
実務上の注意点
交付決定前の契約を避ける
FAQと手引きの両方で繰り返し示されているのが、交付決定前に発注や契約を完了させた部分は補助対象外という点です。既に建物全体の工事が走っている案件でも、補助対象設備の購入契約、設計契約、工事契約の日付が交付決定前なら、その部分は補助対象経費へ入れにくくなります。着工済みだから即不可能と決めつけるのではなく、どの契約がいつ成立したかを整理することが先です。46
これは制度要件ではありませんが、実務上は、補助対象に入れたい機器と対象外機器を同じ一式契約にまとめない方が管理しやすいです。ひとつの契約書で全館設備更新を包むと、補助対象部分だけを切り出す説明が難しくなります。見積と契約の段階から、対象設備ごとの区分を意識しておくと後工程が軽くなります。76
一棟一申請の考え方
FAQでは、同一敷地に複数棟ある場合、それらをまとめて一件として申請することは原則できません。一棟ごとの考え方が基本です。大規模複合施設では、管理上は一体でも、建物登記や評価対象の区切りでは別棟になることがあります。ここを曖昧なまま進めると、延べ面積の見せ方やBELSの対象範囲で整合が崩れます。4
部分用途だけを申請する混合用途建築物でも、補助対象範囲は当該用途に限られます。共用部やエネルギーセンターの扱い、BEMSの計量点の置き方、太陽光発電の帰属範囲など、建物全体と申請範囲の境界を最初に決めることが重要です。これは制度要件ではありませんが、実務上は、申請用に一枚の色分け図を作り、対象範囲を社内外で共有すると認識ずれを減らせます。16
ZEBプランナー BELS BEMSの整合
ZEBプランナーは関与必須で、登録済みまたは申請中であることが必要です。FAQでは、設計会社が直接の契約相手でなくても、下請としてZEBプランナーが関与していれば要件を満たす余地があります。一方で、補助事業期間中にZEBプランナーを変更することはできません。申請時の体制を安易に仮置きせず、実際に伴走できる事業者かを見極める必要があります。14
BELS等の第三者認証については、SIIは認証機関ではないため、認証方法や評価内容の詳細はBELS等の評価機関へ確認する流れです。FAQでも、SIIはBELSや省エネ基準の問合せ先ではないと案内しています。BEMSも単なる見える化装置では足りず、太陽光発電設備や蓄電システムを導入する場合は、それらも含めて一つのエネルギー管理システムとして把握できることが求められます。4
補助対象外になりやすい経費
対象外になりやすい経費には共通パターンがあります。第一に、交付決定前に契約した設計費や工事費です。第二に、設備本体と区別できない一般工事、ダクト、配管、動力配線、キュービクル、一般的なブラインドやロールスクリーンなどです。第三に、制御要件を満たさない照明設備です。第四に、ファイナンスリース以外のリースや、対象外のスキームに基づく契約です。24
| 外れやすい論点 | 注意点 |
|---|---|
| 事前契約 | 交付決定前に契約した設計費 工事費 設備費は対象外になりやすいです。46 |
| 設備付帯 | ダクト 配管 動力配線 キュービクル 一般的オプションは対象外が多いです。24 |
| 外皮 | 遮熱塗料やLow-EガラスなどはBPI要件と対象範囲の確認が必要です。4 |
| 照明 | 在室制御 明るさ制御 タイマースケジュール制御のいずれかが必要です。24 |
| 蓄電池 | 補助対象経費全体に対する20パーセント上限の確認が必要です。46 |
| リース | ファイナンスリース以外は対象外です。4 |
申請前のセルフチェック
申請の直前に見るべき項目を表にまとめます。すべてに確答できない場合は、その項目がボトルネックになる可能性が高いです。
| 確認項目 | 判定の目安 |
|---|---|
| 申請先は合っていますか | 民間大規模案件なら本事業、公共案件や比較的小さい案件は環境省側の可能性があります。15 |
| 延べ面積要件を満たしていますか | 新築1万㎡以上、既存2,000㎡以上です。13 |
| 用途は採択枠に入っていますか | 事務所 ホテル 病院 学校 図書館などかを確認します。1 |
| ZEBプランナーは確定していますか | 登録済みまたは申請中の事業者が関与している必要があります。14 |
| BELS等の認証見込みはありますか | 評価区分と申請範囲が固まっているかを見ます。14 |
| 未評価技術を一つ以上入れていますか | 23項目のどれを入れるか、根拠資料まで準備できるかを確認します。26 |
| BEMSの計量計画は描けていますか | 未評価技術の効果を含めて計測 記録できる必要があります。126 |
| 交付決定前契約はありませんか | 対象にしたい設計費 設備費 工事費の契約日を確認します。46 |
| 共同申請の書類はそろっていますか | 共同申請者全員分の登記 財務 契約資料が要ります。6 |
| GビズIDと提出経路は確認済みですか | 単独申請はjGrants、共同申請は早めにSIIへ確認が必要です。86 |
この表を見ながら、未確定の項目だけを別紙に書き出すと、次に誰へ何を依頼すべきかが明確になります。申請書を作り込み始める前に、前提条件の不足を潰す方が、結果として手戻りを減らせます。
よくある質問
Q1. 既存建築物も対象ですか。
A. 対象です。増築、改築、設備改修を含む既存建築物で、延べ面積2,000㎡以上が基本条件です。用途は採択枠に入る必要があり、地方公共団体の建築物は対象外です。14
Q2. 新築はどこから対象ですか。
A. 新築は延べ面積1万㎡以上です。新築で2,000㎡以上1万㎡未満の業務用建築物は、経済産業省側ではなく、連携する環境省事業の対象です。153
Q3. 工場や住宅でも申請できますか。
A. この事業では難しいです。公募要領では、工場等、飲食店等、住宅が補助対象外建築物の例に入っています。用途区分が複合している場合は、SIIへ事前相談した方が安全です。1
Q4. 複数棟をまとめて一件で申請できますか。
A. FAQでは、同一敷地にある複数建物をまとめて一つの建築物として申請することは原則できません。一棟ごとの考え方が基本です。4
Q5. 着工済みでも申請できますか。
A. 建物全体の状況だけで直ちに不可と決まるわけではありませんが、交付決定前に発注や契約を完了した部分は補助対象になりません。対象設備や設計契約の日付を個別に確認してください。46
Q6. 共同申請はできますか。
A. できます。建築主等に加えて、ESCO事業者、リース事業者、アグリゲーター等が共同申請する形です。ただし、共同申請ではjGrantsを使えないため、提出方法を早めにSIIへ確認する必要があります。816
Q7. 地方自治体の補助金と併用できますか。
A. FAQでは、地方自治体が独自財源で出している補助金は併用できる余地があります。一方で、その自治体補助金の財源に国費が入っている場合は、重複する部分が補助対象外になります。4
Q8. 設計費はどこまで対象ですか。
A. 実施設計、BELS等の第三者認証取得費、掛かり増し費用算出のための追加的な設計や積算費用が中心です。交付決定前に契約した設計費は補助対象になりません。14
Q9. リースは使えますか。
A. 使えるのはファイナンスリースです。オペレーティングリース、転リース、残価設定付きリースは対象外です。料金計算書や契約案も必要になります。46
Q10. BELSの相談はSIIへすればよいですか。
A. いいえ。FAQでは、SIIはBELSや省エネ基準の問合せ先ではないと案内しています。認証そのものの相談は、BELS等の評価機関へ行います。4
Q11. ZEBプランナーはいつまでに必要ですか。
A. 申請段階で関与が必要です。登録済み、または申請中であることが求められ、交付決定時までに登録されなければ申請取下げの扱いになります。補助事業期間中の変更もできません。14
Q12. BEMSはどこまで求められますか。
A. 未評価技術の効果を含めて計測 記録できることが必要です。太陽光発電設備や蓄電システムを導入する場合は、それらも含めて一つのエネルギー管理システムとして把握できることが求められます。24
Q13. 既存建築物で追加資料はありますか。
A. あります。中間報告までに、過去12か月分のエネルギー使用量と改修前設備の概要を提出する必要があります。採択後に集めようとすると間に合わないことがあるため、申請前から準備しておく方が安全です。14
Q14. 問い合わせはメールでもできますか。
A. FAQでは、審査が公平性を要する期間中は原則としてメールでの個別回答を行わない方針です。資料を確認したうえで、ZEB事務局へ電話で相談する流れが基本です。電話番号は03-5565-4063、受付時間は平日10時から12時、13時から17時です。4
Q15. 申請前に最も優先すべき確認は何ですか。
A. 申請先の切り分け、対象建物の面積と用途、ZEBプランナーの確保、交付決定前契約の有無、この四つです。ここが固まる前に見積や図面だけを先行させると、後で全部を作り直すことがあります。145
最後に、ZEB実証事業は補助率の高さだけを見ると魅力的ですが、採択以前に、対象建物の切り分け、補助対象経費の線引き、認証と計量計画の整合、提出書類の一致が問われる制度です。公式資料を読む順番としては、公募要領で全体像をつかみ、手引きで書類を落とし込み、FAQで誤解しやすい点をつぶす流れが分かりやすいです。大型案件ほど関係者が多いため、申請前の役割分担と資料の置き場を整え、交付決定前に契約しない運び方を徹底してください。8246
執筆者:補助金検索Flash 士業編集部
補助金・助成金の活用法からAI導入、業務の生産性向上まで、中小企業の経営に役立つ情報を士業の専門家チームがわかりやすく解説します。
こちらもおすすめ
情報バリアフリー役務提供事業推進助成金の申請ガイド
情報バリアフリー役務提供事業推進助成金は、身体障害者が通信や放送を利用しやすくなる役務の提供や開発を支援する助成金です。[^2]申請では、支援したい利用者像とニーズを客観資料で示し、年度末までに実行できる計画と経費根拠をそろえることが重要です。[^2] 一方で、助成金は精算払いが原則で、経理証拠書類の不足や期間外の支出は、そのまま減額や不交付につながります。[^2][^6] 本稿は令和8年度の公募案内と経理資料をもとに、対象事業、上限額、対象経費、申請の流れを実務目線で整理します。[^1][^2][^6] | 項目 | 内容 | | --------------------- | --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- | | 制度名(正式名称) | 情報バリアフリー役務提供事業推進助成金 | | 対象年度/公募回 | 令和8年度公募 | | 最終更新日 | 2026年2月25日 | | 所管/実施機関/事務局 | 実施機関/事務局:国立研究開発法人 情報通信研究機構(NICT) デプロイメント推進部門 情報バリアフリー推進室 / 関係機関:総務省 | | 補助上限額/補助率(類型差) | 同一事業の初回助成:助成対象経費の3分の2または2,000万円のいずれか低い額、2回目以降:助成対象経費の2分の1または1,500万円のいずれか低い額 | | 申請期間(開始/締切) | エントリー:令和8年1月19日〜2月12日正午 / 申請受付:令和8年2月13日〜3月13日17時必着 | | 公式一次資料(PDF/Word)のリンク集 | [公募ページ 令和8年度 公式](https://www.nict.go.jp/info-barrierfree/nict/promote/index.html) / [公募案内 令和8年度 PDF](https://www.nict.go.jp/info-barrierfree/nict/promote/doc/koubo.info.pdf) / [公募案内 別添 令和8年度 PDF](https://www.nict.go.jp/info-barrierfree/nict/promote/doc/kouboinfo_2.pdf) / [助成金交付要綱 PDF](https://www.nict.go.jp/info-barrierfree/nict/promote/doc/zyoseikin_kouhuyoukou.pdf) / [申請書類 様式 Word](https://www.nict.go.jp/info-barrierfree/nict/promote/doc/sinse.docx) / [申請書類チェックシート Excel](https://www.nict.go.jp/info-barrierfree/nict/promote/doc/sinse_checksheet.xlsx) / [事務経理処理事項書 PDF](https://www.nict.go.jp/info-barrierfree/nict/promote/doc/jimu.keiri_jikousho.pdf) / [事務経理処理マニュアル PDF](https://www.nict.go.jp/info-barrierfree/nict/promote/doc/jimu.keirishori.manual_r8zantei.pdf) | | 免責 | 申請可否や経費判断は、当該年度の募集要領・交付要綱等と事務局の案内で最終確認してください。 |
人生100年時代を支える住まい環境整備モデル事業の申請ガイド
人生100年時代を支える住まい環境整備モデル事業は、高齢者、障害者、子育て世帯などが安心して健康に暮らせる住環境づくりを後押しする制度です。住まいの整備だけでなく、技術や仕組みの検証、情報発信までを一体で評価する点が特徴です。申請では、提案の評価と補助金の交付手続きが別窓口で進むため、工程と証憑の準備を早めに固めることが重要です。 この記事では、令和7年度(2025年度)の公式一次資料を根拠に、事業類型ごとの要件、補助率と上限、対象経費、手続きの流れ、つまずきやすい不備をまとめます。次年度以降は要件や様式が変わることがあるため、申請前に必ず当該年度の公募ページと要領を確認してください。[^1] | 項目 | 内容 | | --------------------- | ---------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- | | 制度名(正式名称) | 人生100年時代を支える住まい環境整備モデル事業(住まい環境整備モデル事業) | | 対象年度/公募回 | 令和7年度(2025年度)公募。課題設定型・事業者提案型・事業育成型は第1回締切と第2回締切で評価。子育て住宅型・子育て公営住宅型は期間内に随時評価。[^1][^5] | | 所管/実施機関/事務局 | 所管:国土交通省。提案受付と要件適合確認:住まい環境整備モデル事業評価事務局。選定後の交付手続き:住まい環境整備モデル事業交付事務局(住宅保証支援機構等)。[^1][^2][^11] | | 補助上限額/補助率(類型差) | 課題設定型・事業者提案型:1案件あたり上限3億円。事業育成型:1案件あたり上限500万円。子育て住宅型・子育て公営住宅型:1案件あたり上限3億円。補助率は経費区分により1/10、2/3など。[^2][^6][^7] | | 申請期間(開始/締切) | 令和7年度は公募終了。応募受付は2025年4月2日から2025年8月18日まで(課題設定型等の締切は6月30日と8月18日)。子育て公営住宅型は9月10日まで。[^1][^5] | | 公式一次資料(PDF/Word)のリンク集 | [公募ページ 令和7年度](https://100nen-sw.mlit.go.jp/application/) / [募集要領 2025年5月8日更新 PDF](https://100nen-sw.mlit.go.jp/application/data/bosyu_yoryo.pdf) / [記入要領 課題設定型等 2025年5月15日公開 PDF](https://100nen-sw.mlit.go.jp/application/data/ab_kinyu_yoryo.pdf) / [記入要領 事業育成型 2025年5月15日公開 PDF](https://100nen-sw.mlit.go.jp/application/data/c_kinyu_yoryo.pdf) / [子育て系公募ページ 令和7年度](https://100nen-sw.mlit.go.jp/shien/) / [応募要領 子育て住宅型 2025年4月2日公開 PDF](https://100nen-sw.mlit.go.jp/shien/data/kodomo_oubo_yoryo.pdf) / [応募要領 子育て公営住宅型 2025年4月2日公開 PDF](https://100nen-sw.mlit.go.jp/shien/data/koei_oubo_yoryo.pdf) / [Q&A 子育て住宅型 2025年6月9日公開 PDF](https://100nen-sw.mlit.go.jp/shien/data/qanda_shien.pdf) | | 免責 | 申請可否や経費判断は、当該年度の募集要領・交付要綱等と事務局の案内で最終確認してください。 |
住宅生産技術イノベーション促進事業の概要と申請の要点
住宅の設計や施工、維持管理の現場では、担い手不足と作業の複雑化が同時に進んでいます。住宅生産技術イノベーション促進事業は、こうした課題に対する新技術やサービスの開発と実証を、複数者の共同体で進める取り組みを国が支援する制度です。直近の令和7年度は継続採択分の公表が中心で、新規公募の有無は年度ごとの一次資料で確認する必要があります。 この記事では、令和7年度の公表資料を起点に、制度の目的、対象者、審査の観点、直近で一般公募が行われた年度の募集概要、申請準備の進め方をまとめます。 | 項目 | 内容 | | --------------------- | ------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- | | 制度名 | 住宅生産技術イノベーション促進事業 | | 対象年度/公募回 | 令和7年度(継続採択2件の公表ベース) | | 最終更新日 | 2026-02-25 | | 所管/実施機関/事務局 | 所管 国土交通省 住宅局 住宅生産課 / 評価事務局 一般社団法人 住宅性能評価・表示協会 住宅生産技術イノベーション促進事業担当 | | 補助上限額/補助率 | 令和7年度の新規公募資料では確認できず(継続採択分のみ公表)。参考として令和5年度公募は技術開発等費用の1/2以内、国費5,000万円/件、最長3年。 | | 申請期間 | 令和7年度の新規公募資料では確認できず。参考として令和5年度公募は2023-05-12〜2023-06-23(必着)。 | | 公式一次資料(PDF/Word)のリンク集 | [国土交通省 制度概要 Web](https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_tk4_000172.html) / [令和7年度 審査結果ページ Web](https://hyoukakyoukai.ezas.jp/a/innovation/ino_kekka7/) / [令和7年度 採択提案の決定 PDF](https://hyoukakyoukai.ezas.jp/uups/a/files/innovation/r7_saitakuteiannokettei.pdf) / [国庫補助関連事業 住宅性能評価表示協会 Web](https://www.hyoukakyoukai.or.jp/kokko_hojyo/index.html) / [令和5年度 公募開始 2023-05-12 Web](https://www.mlit.go.jp/report/press/house04_hh_001161.html) / [令和5年度 提案募集概要 2023-05-12 PDF](https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001609557.pdf) / [令和5年度 審査結果ページ PDF](https://hyoukakyoukai.ezas.jp/uups/a/files/innovation/r5_saitakuteiannokettei.pdf) | | 免責 | 申請可否や経費判断は、当該年度の募集要領・交付要綱等と事務局の案内で最終確認してください。 |
デジタル・ディバイド解消のための技術等研究開発推進事業 令和8年度の公募ポイント
高齢者や障害者がICTの恩恵を受けやすい社会をつくるには、使いやすい製品やサービスの研究開発が欠かせません。デジタル・ディバイド解消のための技術等研究開発推進事業は、その研究開発費を補助する仕組みです。[^1] 令和8年度は、設定テーマ型の枠が用意され、初年度の補助率が引き上げられる区分があります。[^1] この記事では、令和8年度の公募情報を一次資料で確認し、補助率・上限額、対象者、対象経費、提出書類、申請の流れをまとめます。[^1] | 項目 | 内容 | | --------------------- | -------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- | | 制度名 | デジタル・ディバイド解消のための技術等研究開発推進事業[^1] | | 対象年度/公募回 | 令和8年度[^1] | | 最終更新日 | 2026年2月25日 | | 所管/実施機関/事務局 | 総務省 情報流通行政局 情報流通振興課 情報活用支援室[^1] | | 補助上限額 | 1研究開発あたり上限2,000万円。補助対象事業に必要な直接経費の補助相当額に加え、間接経費を申請可能です。[^1] | | 補助率 | 設定テーマ型は「指定規模以下の企業等・大学等」2/3以内(初年度のみ10/10以内)、「上記以外」1/2以内(初年度のみ2/3以内)。設定テーマ以外は1/2以内です。[^1][^3] | | 補助事業期間(最長) | 最大3年間。ただし採択評価は毎年実施し、進捗状況や財務状況によっては次年度以降の継続採択が認められない場合があります。[^1] | | 申請期間 | 令和8年2月2日14時から2月27日17時まで(必着)。[^1][^2][^3] | | 公式一次資料(PDF/Word)のリンク集 | [制度概要 Act-navi 令和8年度 HTML](https://www.actnavi.jp/subsidy_support/detail/05.html) / [公募案内 NICT 2026年2月2日 HTML](https://www.nict.go.jp/info-barrierfree/news/r7/20260202.html) / [公募説明会案内 厚生労働省 2026年1月 HTML](https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_66370.html) / [公募説明会資料 総務省 令和8年度 PDF](https://www.mhlw.go.jp/content/12200000/001632682.pdf) | | 免責 | 申請可否や経費判断は、当該年度の募集要領・交付要綱等と事務局の案内で最終確認してください。 |
医療機器等事業化支援助成事業の申請ガイド
東京都内のものづくり中小企業が医療機器分野へ参入する際は、薬機法対応や販売許可など、単独では越えにくい論点が多く出てきます。医療機器等事業化支援助成事業は、医療機器製販企業等と連携したプロジェクトに対し、医療機器等製品の開発から事業化に必要な経費を助成し、プロジェクトマネージャーが伴走します。[^2] 令和8年度第1回では、最長5年間で上限5,000万円、助成率2/3以内という枠が示されています。[^2] 要件や対象経費は細かく、達成目標の選び方や証憑管理のミスがあると交付に至りません。一次資料にもとづき、申請前に確認すべきポイントを実務の順番で整理します。 | 項目 | 内容 | | --------------------- | --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- | | 制度名(正式名称) | 医療機器等事業化支援助成事業 | | 対象年度/公募回 | 令和8年度第1回(第23回) | | 最終更新日 | 2026年2月25日 | | 所管/実施機関/事務局 | 東京都(委託)/ 公益財団法人東京都中小企業振興公社(実施・事務局) | | 補助上限額/補助率(類型差があれば併記) | 上限5,000万円(下限500万円。開発着手支援助成事業の受領がある場合は差し引き)/ 助成率2/3以内 | | 申請期間(開始/締切) | 申請受付(Jグランツ)令和8年4月1日〜4月14日(事前ヒアリング予約期間・実施期間は別途設定) | | 公式一次資料(PDF/Word)のリンク集 | [公募ページ 第23回 令和8年度第1回](https://www.tokyo-kosha.or.jp/support/josei/medical/index.html) / [募集要項 第23回 令和8年度第1回 PDF](https://www.tokyo-kosha.or.jp/support/josei/medical/rmepal0000000ec2-att/23th_jigyouka_youkou.pdf) / [申請書 第23回 令和8年度第1回 Excel](https://www.tokyo-kosha.or.jp/support/josei/medical/rmepal0000000ec2-att/23th_jigyouka_shinseisyo.xlsx) / [記入例 第23回 令和8年度第1回 Excel](https://www.tokyo-kosha.or.jp/support/josei/medical/rmepal0000000ec2-att/23th_jigyouka_kinyuurei.xlsx) / [代理申請同意書 Word](https://www.tokyo-kosha.or.jp/support/josei/medical/rmepal0000000ec2-att/dairishinsei_douisyo.docx) | | 免責 | 申請可否や経費判断は、当該年度の募集要領・交付要綱等と事務局の案内で最終確認してください。 |
CLT活用建築物等実証事業の申請ポイントと対象経費
CLT活用建築物等実証事業は、CLTを使った建築物の建築や計画、部材の性能試験などを実証として行い、普及に向けた課題と解決策を明らかにするための支援制度です。[^2] 結論として、採択や交付後の手戻りを減らすには、実証課題を明確にしたうえで、RC造など他構造とのコスト比較資料、協議会の運営体制、支出の根拠書類の準備を早い段階でそろえることが重要です。[^2][^3] 一方で、補助対象にならない経費や、交付申請の承認前に着手してしまうリスクもあります。応募前に対象経費の範囲と手続き条件を一次資料で確認してから計画を固めてください。[^2][^4] この記事では、令和7年度予算の公募資料を前提に、支援内容、要件、対象経費、申請の流れを実務向けにまとめます。[^2] | 項目 | 内容 | | --------------------- | ------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------ | | 制度名(正式名称) | CLT活用建築物等実証事業 | | 対象年度/公募回 | 令和7年度予算 2025年6月公募 | | 最終更新日 | 2026年2月25日 | | 所管/実施機関/事務局 | 所管:林野庁(農林水産省) / 実施機関:木構造振興株式会社・公益財団法人日本住宅・木材技術センター / 事務局:公益財団法人日本住宅・木材技術センター 研究技術部[^2][^3] | | 補助上限額/補助率(類型差) | 助成率:実証事業に該当する工事費等の3/10以内(特例で1/2以内) / 助成額上限:実証事業費と協議会運営費の合算で100,000,000円以内 / 協議会運営費:定額助成で100万円程度を上限[^2][^3][^4] | | 申請期間(開始/締切) | 令和7年6月6日(金)から令和7年7月11日(金)13時(必着)[^2] | | 公式一次資料(PDF/Word)のリンク集 | [公募案内 2025年6月 HTML](https://www.howtec.or.jp/publics/index/86/detail=1/b_id=283/r_id=526/) / [募集概要 2025年6月 PDF](https://www.howtec.or.jp/files/libs/6153/202506042049045197.pdf) / [募集要領 2025年6月版 PDF](https://www.howtec.or.jp/files/libs/6154/202506042049117484.pdf) / [助成金交付規程 2025年6月版 PDF](https://www.howtec.or.jp/files/libs/6160/202506060925153566.pdf) | | 公式一次資料(PDF/Word)のリンク集 | [複数年度の補助事業のフロー PDF](https://www.howtec.or.jp/files/libs/6161/202506060925307162.pdf) / [提案申請書様式 2025年6月 XLSX](https://www.howtec.or.jp/files/libs/6155/202506042049176358.xlsx) / [誓約書 2025年6月 DOCX](https://www.howtec.or.jp/files/libs/6156/202506042049222058.docx) / [環境負荷低減チェックシート 2025年6月 DOCX](https://www.howtec.or.jp/files/libs/6157/202506042049281334.docx) / [よくある質問 HTML](https://cltjisshou.org/faq/index.html) | | 免責 | 申請可否や経費判断は、当該年度の募集要領・交付要綱等と事務局の案内で最終確認してください。 |
